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雑記帳

真の豊かさ

広大な地にさまざまな文化が入り混じるインドには、そこで行われる祝祭も多様に存在しています。オーナム祭を迎えようとしているケーララ州はインドの南端、ココナッツやバナナの木が生い茂る緑豊かな地の一つです。乾いた北の地から緑溢れる南まで、変化に富むこうしたインドの地を巡る瞬間には、たくさんの気づきが溢れています。
物が増え、あらゆるものが混沌と入り混じるインドの世界ではあっても、日々の中で必要だと感じる最低限の物すら欠くことがまだ多くあります。そこにあるのは、ただゆったりとした雄大な時間の流れ、そして変化の中で全てを受け入れる母なる大地です。快適さや利便性が追求される社会からその中に飛び込むと、自分自身の忍耐や、受容性を試される瞬間も多くありました。
しかしそこに見つかるものは、自分自身の本質と向き合う大切な時間と空間です。それは、あるがままに生きるという何よりも美しい経験を与えてくれるものでもあり、物には見出すことができない、もっと豊かな瞬間があることをここで学んだようにも思います。
ケーララ州の田舎、そのゆったりすぎるほどの時間の流れの中では、特に多くを学びました。電気が止まり、あらゆる物事が止まってしまったかのような瞬間の中で、家族が集まりろうそくを灯し始まる祈り、そしてあちらこちらから聞こえる美しい賛歌には、何よりもの豊かさを感じたことを覚えています。その瞬間に起こる出来事の中で、どう豊かに生きるかを、私たちは常に学び続けなければなりません。
こうしたインドの日常をより豊かなものとしているものが、人々が決して見失わずに続ける祝祭や祈りです。自分自身を本質に繋げる神々、その聖地も、寺院も、決して古代に存在したものではありません。祝祭や祈りを通じ、人々がそれらを今に生きるものとしています。
精神性を育むことは、物質社会から逃避することでは決してなく、目の前にある瞬間を、より美しく豊かに生きることの実践であることを実感しています。そしてその真の豊かさを、インドの地は今も魅せ続けています。
(文章:ひるま)

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