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バガヴァッド・ギーター第9章

バガヴァッド・ギーター第9章第22節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

अनन्याश् चिन्तयन्तो मां
ananyāś cintayanto māṁ
アナニヤーシュ チンタヤントー マーン
心を他に向けず、私を思念し

ananyās【男性・複数・主格 ananya】(処格)に専ら心を傾けた;(従格)と異ならない
cintayanta【男性・複数・主格 √cintの現在分詞】[〜している]考える;熟慮する;留意する、注目する、〜に注意を払う;工夫する;取り扱う、議論する
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[〜を、〜に]私

ये जनाः पर्युपासते ।
ye janāḥ paryupāsate |
イェー ジャナーハ パリユパーサテー
礼拝する人々

ye【男性・複数・主格、関係代名詞 yad】[〜らは、〜らが]〜であるところの、〜であるもの、〜である人
janās【男性・複数・主格 jana】[〜らは、〜らが]生物;人、個人;民族、種族;人民、臣民;人々
paryupāsate【三人称・複数・アートマネーパダ・現在 pari-upa-√ās】[彼らは〜、それらは〜]周囲に坐す、囲む;(敵を)包囲する;(対格)へ坐す;(対格)に加入する;尊敬する、崇める;静観する

तेषां नित्याभियुक्तानां
teṣāṁ nityābhiyuktānāṁ
テーシャーン ニッティヤービユクターナーン
常に専心した人々に

teṣām【男性・複数・属格、指示代名詞 tad】[〜の、〜にとって]それら、あれら、これら
nitya【副詞】恒久的に、不易に、常に;不変に
abhiyuktānām【男性・複数・属格 abhiyuktaabhi√yujの過去受動分詞)】[〜の、〜にとって]攻撃された;とがめられた、訴えられた;集中した;(処格)に注意深い・専心した・熱中した;(処格)に通暁した・熟達した;要求された、請求された
→nityābhiyuktānām【男性・複数・属格、所有複合語 nitya-abhiyukta】[〜の、〜にとって]常に専心した、常に集中した

योगक्षेमं वहाम्य् अहम् ॥
yogakṣemaṁ vahāmy aham ||
ヨーガクシェーマン ヴァハーミ アハム
私は至福をもたらす

yogakṣemam【男性・単数・対格 yogakṣema】[〜に、〜を]財産の所有・安全;財産;繁栄[通常は財産の取得および保存を意味すると説明される];浄財;完全な安穏、最上の安全、至福
vahāmi【一人称・単数・パラスマイパダ・現在 √vah】[私は〜]輸送する、(車・舟で)運搬する;(車を)引く、(馬を)馭する;導く;(空中に)運ぶ、(神々に供物を)もたらす;水等を運んで行く(川について);(涙を)流す;もたらす、調達する、賦与する;(香を)放散する、(詩を)普及させる;(岩等を)運び去る・運んでくる(風について);家に連れてくる、結婚する(ほとんど常に男の場合);同伴する;(具格、処格)にのせて運ぶ;(頭を)高くあげる;子を孕む;(着物を)着る;(大地を)支える・維持する(=統治する);耐え忍ぶ;所有する、(肉体等を)持つ;(火、毒、はかりによる試罪法)を受ける;経験する、(苦痛等を)感じる;装う、示す、(美等を)表す;(罰金を)支払う;(時を)過ごす・費やす
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[〜は、〜が]私

अनन्याश्चिन्तयन्तो मां ये जनाः पर्युपासते ।
तेषां नित्याभियुक्तानां योगक्षेमं वहाम्यहम् ॥२२॥

ananyāścintayanto māṁ ye janāḥ paryupāsate |
teṣāṁ nityābhiyuktānāṁ yogakṣemaṁ vahāmyaham ||22||
心を他に向けず、私を思念し、礼拝する人々、
彼ら常に専心した人々に、私は至福をもたらす。

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