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雑記帳

慈悲の心

今年の仏陀の降誕祭(ブッダ・プールニマー)は、先日のネパールでの大震災を受け、仏陀の説いた「慈悲」について改めて深く考える機会を与えられています。「慈悲」は「智慧」と共に、仏教の教えの基盤として、また最も重要な徳として広く伝えられるものです。
「智慧」は、世の中のあらゆる物事が常に変化をしていると理解することであると説かれます。そしてあらゆる物事には、必ずそれが起こった原因があり、そして縁があると言われ、この因縁の関係の上に生じていると伝えられてきました。そこには、私たちの心の働きがあると言われます。
この世の中のあらゆる物事は、私たちの心の現れであると言われるように、例えばそれは「自分」と「他」を生み出し、その間にもさまざまな因縁が生まれてくことが分かります。あらゆるものが互いに深く関わり合いながら繋がっていると理解する時、全てが一つであると言う智慧と共に、自ずと他を想う慈悲の心が生まれることを実感します。
インドに伝わる数々の教えも、他を想い、そして尽くすことが、苦難を生み出す「我」を静め、全体と一つとなる方法であると説いてきました。慈悲の心は他者だけでなく、自分自身の苦しみを取り除き、そして霊性を育み、大きな智慧を授けてくれるものに他ありません。それは何よりも、この世界を大きな平安に包み込むものです。
仏陀は、あらゆるものは平等であると言うことを説いています。私たちも、遠く離れたネパールの人々も、お互いに関係し合いながらどこかで一つに繋がっていることを、まずは深く理解したいと感じています。そうして苦難の中にある人々を想い、全体と共に生きることが、この世の中に平安な日々を授けてくれるものだと実感します。
他の幸福を望む心。そして他の苦しみを思う心。慈悲は、いつ、どんな時でも実践できるものです。誰しもが持つ心の働きを、より良く用いて、自分自身の内、他者、そしてこの世界を大きな平安に包むよう努力をしたいと感じています。ブッダ・プールニマーを迎え、多くの想いがネパールの人々の下へ届くことを、心より願っています。
(文章:ひるま)

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