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アンナダーナ活動報告

アンナダーナ・プロジェクト(食事の奉仕)活動報告(その78)

アンナダーナ・プロジェクト(食事の奉仕)にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

今週は、7月23日に500皿(第78回目)を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。

インドは約4ヶ月にわたる雨季のモンスーンを迎えていますが、奉仕を行う首都のデリーではデング熱の症例が急増しています。
今年は6月30日までに既に246件が報告され、前年同期の2倍以上になっていると伝えられています。

デリーでのデング熱の増加は、急速な人口増加のなかで、都市化に伴う不適切な排水システムと水の溜まりの増加によって、蚊の繁殖が助長されていることに要因があると考えられています。
また、気候変動による気温上昇と降雨パターンの変化も、蚊の生息環境を好適にしている要因のひとつと考えられています。

こうした状況下で、社会的な弱者は特に深刻な影響を受けているとされます。
経済的に困窮する人々は、劣悪な居住環境や衛生状態の悪さから感染リスクが高い一方、適切な医療へのアクセスが制限されており、早期の診断や治療を受けることが困難な状況にあります。
デング熱による労働力の低下は、経済的に脆弱な層にさらなる打撃を与え、生活をさらに困難にしていると考えられています。

政府や医療機関は、予防策の強化や医療サービスの拡充に努めていますが、社会的な弱者への特別な配慮と支援が必要とされています。
こうした厳しい状況下でも希望の光を届けることができるように、アンナダーナ・プロジェクトでは今後も食事支援を継続していく計画です。

厳しい環境が続きますが、モンスーンの恵みの雨が降り注ぐ現在は、ヒンドゥー暦のシュラーヴァナ月にあたり、特に神聖な時期とされています。
これからの時が平安にあり、皆様も恩寵に満ちた時を過ごされますように、心よりお祈り申し上げております。

いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

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