2001年のクンブメーラーの時のことです。
私は師と共にサドゥ(修行者)の居住エリアに滞在していました。
師の友人のサドゥの弟子たちに「今日沐浴するので、写真を撮って欲しい。」と言われ、私は呑気にカメラを手にサンガム(ガンジス川とヤムナー川の合流点・最も聖なるポイントとされる)に向かいました。
サンガムには信じられない位多くの人が殺到しており、馬に乗った警官たちが、我先にとサンガムに殺到する人たちを長い棒で殴って!制止していました。
恐ろしい光景でした。
後で知ったのですが、その日は沐浴に最も適した日で、多くの人たちがサンガムに殺到する日だったのです。
私は仲間たちにはぐれまい、と必死について行ったのですが、途中足を踏み外して、サンガムにほど近いガンガー(ガンジス川)に転落してしまいました。
あっ、と思ったのですが、無意識にカメラを持っていた手を上に伸ばしました(カメラを濡らすまい)としたのです。
その手を大勢の人たちが掴んで引き上げてくれました。
後から考えれば、もう少しで流されて命を失うところでした。
相当危険な状況だったと思います(現にクンブメーラーでは毎回沐浴中に流され命を失う人が複数出ます)。
助けてくださったインドの皆さんに感謝しております。
後に2004年に、デリーの老占星術家に運命を観てもらったときに「2001年の1月に死ぬような体験をしたか?」と聞かれました。
クンブメーラーでのその体験を話すと、にこっと笑って「輪廻転生上、素晴らしい体験をしたな。」と言われたのです。
クンブメーラーで聖なる日に沐浴すると解脱できる(生まれ変わりから卒業できる)、という伝説があります。
卵が先か鶏が先かの問題はありますが、それが占星術的にホロスコープ上で予言されていたのでしょうか。
この時の出来事があったおかげで私は大いに霊的に前進することができたのかも知れません。
もしそうであったならこの上なく嬉しいです。
(2025年1月に私が企画させていただくツアーでは、ガンジス川の沐浴はどなたでも安心して行っていただけるよう、安全を第一に考え実施させていただく予定です。
また仮に沐浴しなくても聖なる日にその場所に身を置くことは、大きな霊的な恩寵があるでしょう。)
よろしければ、一緒に沐浴しましょう。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
世界最大の祭りと秘教大聖地巡礼の旅 <聖者たちと女神の大開運ツアー> (peraichi.com)
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