アンナダーナ・プロジェクト（食事の奉仕）にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週は、８月６日に500皿（第79回目）を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル（豆のカレーとご飯、１皿45ルピー）です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
雨季が続いているインドでは、ここ数週間、複数の地域で大雨と洪水が発生し、多くの尊い命が失われ、数千人もの人々が避難を余儀なくされる事態となっています。
特に深刻な被害が出たのは南インドのケーララ州で、7月30日に発生した大規模な土砂災害により、400名以上の方々が犠牲となり、約150名の方々が現在も行方不明となっています。
この季節にインドや南アジアで洪水が発生すること自体は珍しくありませんが、気候変動の影響により、深刻な気象災害が発生しやすくなっているとされます。
豪雨の影響を受ける地域がある一方で、複数の州では深刻な降雨不足に直面しており、地域による降水量の格差も顕著になっていることが伝えられています。
食事の奉仕を行う首都のデリーでも記録的な豪雨が発生し、冠水や感電により尊い命が失われています。
食事の奉仕を行う地域をはじめ、経済的に困窮している人々が居住する地域は低地にある場合が多く、特に被害を受けやすい状況にあります。
長引く雨のために多くの日雇い労働者が仕事を失っている上に、水系感染症の蔓延も懸念されています。
困難が続く時、皆様の温かい思いが詰まった食事が少しでも日々の生活の支えになってくれることを願ってなりません。
経済的に困窮している人々は、こうした気候変動の影響を特に受けやすい立場にあることが伝えられています。
一方で、農業用水のほとんどを雨水に依存するインドでは、雨季の降水量が国の経済活動を左右するほどであり、この時期の雨は欠かすことのできないものです。
こうした自然の恵みに感謝をし、敬意を払いつつ、これからも困難な状況に置かれている方々に寄り添い、奉仕活動を継続していく計画です。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
（スタッフ：ひるま）
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