アンナダーナ・プロジェクト(食事の奉仕)にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週は、9月3日に500皿(第81回目)を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
9月に入り、インドでは6月から続く雨季が後半に差し掛かりました。
今季の降雨状況は全体的に平年を上回っているものの、地域間で顕著な差異が見られるとされています。
特に、食事の奉仕を行う首都のデリーでは、8月には観測史上最多となる26日間の雨天を記録し、降雨量は390.3mmに達しました。
これは、気象庁が2011年以降に詳細な降雨記録を開始して以来の最高値とされています。
一方で、他の8州では依然として雨不足が続いており、特に主要な米の生産地であるビハール州やパンジャーブ州では、それぞれ25%と24%の降雨不足が報告されています。
雨季の降雨量は国の経済活動を左右するほど重要なものとなり、農産地でのこの天候不良は、食料品価格のさらなる上昇を招く可能性があることから懸念が高まっています。
変動が激しい食料品価格など、日々の食事を通じても、近年の気候変動の影響を強く実感する機会が増えています。
特に経済的に困窮する人々は、その消費の大部分が食料品をはじめとする生活必需品であるため、この影響を直接的に受けているとされます。
アンナダーナの1食を通じて少しでも栄養価のある食事をとり、日々の中で心安らぐ時を過ごすことができるようにと願いを込めて活動を行なっています。
雨季も後半に入ると季節の変化を感じるようになり、女神を讃えるナヴァラートリや光の祭典であるディーワーリーなど、とりわけ大きな祭典が続くようになります。
自然の恵みに感謝をしながら、奉仕を通じてお互いを思い合う豊かな精神を育んでいくことができるように、これからも積極的に奉仕活動に取り組んでいく所存です。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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