ポストコロナ福祉活動支援募金にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
11月10日に、身寄りのない高齢者や孤児が暮らす福祉施設へ、第38回目の物資の支援を行うことができました。
もっとも消費される食料品や生活必需品を中心に物資を集め、配送料を含めた合計は、Rs.41,030(約75,000円)です。
今回は、前回から約2ヶ月半でのお届けとなりました。
今回の訪問は、アクシャヤ・ナヴァミーと呼ばれる吉日となりました。
アクシャヤ・ナヴァミーは、インドの伝承でサティヤ・ユガ(黄金の時代)が始まったと伝えられる吉日です。
この日に行われる慈善行為は永続的な価値があり、現世から来世にまで及ぶ祝福をもたらすと伝えられています。
インドでは11月1日の新月に光の祭典ディーワーリーが祝福されましたが、施設ではまだ鮮やかな飾り付けが見られ、祝祭の温かな雰囲気に包まれていました。
ディーワーリーは新月の夜に祝福されますが、この新月から次の満月までは、アクシャヤ・ナヴァミーをはじめとするさまざまな祭典があり、喜ばしい時が続きます。
この時期は日本のお正月のように家族が集う大切な時期ではありますが、施設で暮らす人々の多くは身寄りのない人ばかりです。
しかし、施設ではこうした季節の行事を大切にし、社会とのつながりを実感できる温かな取り組みが続けられています。
今回も定番となった甘いお菓子のラッドゥーをお届けしましたが、こうして皆様の温かいお気持ちを感じられることも、厳しい日々の中に明るい光をもたらしてくれるものであると感じます。
都市化の波が押し寄せるデリー近郊では、家族の在り方が急速に変容し、新たな社会課題が多く浮上しています。
特にコロナ禍以降は、より多くの家庭が深刻な影響を受け、施設では入居を希望する人が絶えない状況が続いています。
こうした福祉施設の社会的役割は、かつてないほど重要性を増しています。
現在、施設の運営は安定していますが、入居を希望する人々を可能な限り迎え入れるために、模索の日々が続いています。
パンデミックは多くの社会課題を深刻化させるも、同時に弱い立場にある方々への支援の重要性を広く認識させる契機となりました。
変わりゆく社会の中で、誰もが希望を持って生きられる未来の実現に向け、社会を支える活動への継続的な支援を今後も重ねていく計画です。
いつも温かいご協力をいただき、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
コメント