私が2001年にクンブメーラーに参加させていただいた時には、ヨーガの師に付いての参加になりました。
一般人の入場が制限されるサドゥエリアで何日か生活をしました。
サドゥ(サードゥ)とともに生活をする、という体験をしたことのある外国人はあまり多くない、と思いますので、少しだけ思い出したお話を書かせていただきます。
最初私たちは、あるアカーラ(宗派)の3人のマータージ(女性行者)と同じテントに泊まらせていただきました。
日本でいうところの「品の良いおばあちゃん」と言った雰囲気の行者さんたちで、とても親切にしていただきました。
朝や夕刻に数珠袋に入れたマーラー(数珠)を繰りながらの「アジャパジャパ(心の中でマントラを唱える)」ご修行をされていたように記憶しています。
坐るための厳密な方向があるようで微調整されていたのが印象に残っています。
日本の僧侶の方も様々な性質・性格の方がおられるようにサドゥ達も様々でした。
端的に申し上げればサドゥの中にも良い人も良くない人も居る、と言う感じなのです。
私たちが滞在させていただいたアカーラは大変歴史があるということでしたが、まさに聖者のお手本のような方から、妖しげな感じの人まで様々でした。
ひとつ面白いエピソードを思い出しました。
クンブメーラー会場では水道が通っているので、昼の暑い時間帯に入浴代わりの水浴をするのですが、水浴をしに行ったときに「お前のような外国人はダメだ。帰れ。」と言われたことがありました。
(その時は別の水道のところで水浴をしました。)
逆に水浴中に頭髪をシャンプーしていて、ふと目を開けると目の前に桶に汲んだ水がいくつも置かれていたこともありました。
きっと何度も水道の水を汲んで濯ぐのは大変だろう、ということでどこかのサドゥが用意してくれたようなのです(本人の姿は見当たりませんでした)。
トイレでも同じように手桶に水を用意してくれたサドゥが居たので、記憶に残っています。
こんなに親切にしてくれるなんて、やはり出家修行者は普通の人とは違うのだな、と感じました。
24年くらい前の話ですので、細かい部分には記憶違いがあるかも知れませんがおおよそはそんな印象でした。
貴重な体験ですべてよい思い出です。
来年1月のクンブメーラーは、サドゥエリアではなく一般の人たちのエリアに泊まりますがそれでも様々な出来事が起こると思います。
どんな体験が待っているのか楽しみです。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
世界最大の祭りと秘教大聖地巡礼の旅 <聖者たちと女神の大開運ツアー> (peraichi.com)
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