アンナダーナ・プロジェクト(食事の奉仕)にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週は、3月25日に500皿(第94回目)を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
インドでは、11月から続いていた乾季が終わりを迎え、夏季へと移行しつつあります。
南部では6月頃から雨季が始まりますが、それまでの間は気温が50度近くに達する地域もあり、過酷な暑さが続きます。
特に今後2〜3ヶ月は高温が続くことから、屋外で働く労働者の健康リスクが懸念される季節でもあります。
そんな中、奉仕を行う首都のデリーでは、誰ひとり空腹のまま眠らず、誰もが尊厳をもって生きることができる社会を目指し、新たな社会福祉政策が提案されています。
例えば、困窮する女性や障がいのある方々に対する財政援助が、月額2,500ルピー(約4,400円)から3,000ルピー(約5,300円)へと増額される案が示されています。
困難な状況が続く中にあっても、社会全体として改善への取り組みも進められています。
しかしながら、依然として支援の手が届かない人々も多くいるとされています。
アンナダーナが一人でも多くの方々の命と尊厳を守る力となりますよう、皆様のあたたかいご支援とともにお互いを思い合いながら、今後も活動を続けていくことができればと思います。









急激に気温が上昇するこの時期は、体調を崩しやすく、心身への負担も大きくなりがちです。
そんな中、3月29日の新月を過ぎると、女神を讃える9日間の祭典「ナヴァラートリ」が始まります。
この期間には、断食や祈りを通して大自然を司る女神への礼拝が行われ、これは心身を整える吉祥な機会であると伝えられています。
こうした叡智に学びながら、すべての命が健やかに、そして尊厳をもって暮らせる社会を願い、今後も奉仕活動に力を注いで参ります。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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