アンナダーナ・プロジェクト(食事の奉仕)にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週の食事の奉仕は、5月27日に500皿(第98回目)を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
今年は5月24日に、南部のケーララ州で例年よりも早く雨季となるモンスーンの季節が訪れました。
この時期の到来は平年よりおよそ1週間早く、2009年以来、もっとも早い記録となりました。
インド気象庁の予測によれば、今年の雨季の降水量は平年比106〜108%に達する見込みであり、農業や水資源にとっては恵みの雨となることが期待されています。
特に灌漑設備が十分でない地域では、このような降雨が作物の成長を大きく支える大切な要素となります。
しかし、モンスーンの早すぎる到来は、播種計画に影響を及ぼす可能性もあります。
種が発芽する前に過剰な雨に見舞われれば、生育不良や病害虫の発生といったリスクも無視できません。
モンスーンはインドの農業や経済にとって希望であると同時に、備えなければならない自然の試練でもあります。
昨今は天候不良によって食料品価格の高騰が続いていたため、これから穏やかな気候が続くことを願ってなりません。
一方で、食事の奉仕を行う首都のデリーはインド北部に位置し、通常モンスーンの本格的な到来は6月下旬となります。
これまでのところ、5月も雨が多く、例年ほどの酷暑にはなっていません。
極端な熱波からは守られている一方で、湿度の高さが体力を奪い、人々の体にはやはり堪える季節です。
それでも空から注がれる恵みに感謝しつつ、日々の営みに安らぎが訪れるよう願いを込めて、食事の奉仕を行なっています。









インド全土がモンスーンの到来を迎えるのは、通常は7月上旬です。
年間を通じて暑さがもっとも厳しく、大規模な祭礼も少なくなる今、日々に光を灯し続けることができるように、引き続き食事の奉仕に励んでまいります。
これからの季節の巡りが穏やかであり、世界に安らぎがありますことを心より願っております。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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