アンナダーナ・プロジェクト(食事の奉仕)にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週の食事の奉仕は、6月10日に500皿(第99回目)を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
2025年のインドでは、雨季となる南西モンスーンが例年より早く到来し、降水量も平均を上回る見通しとなっています。
このおかげで農作物の生育環境が整い、特に豆類や野菜、穀物などの豊作が期待されています。
現在、インドのインフレ率は目標とされる4%を数か月連続で下回っており、2025年4月には前年比3.16%と、過去6年間で最も低い水準となりました。
しかし、このインフレ抑制は昨年の物価高騰を基準としたベース効果が影響しているとされ、実際には多くの生活必需品が高値のまま推移しているとされます。
インフレ率が落ち着いているとはいえ、日々の暮らしの中で物価の高さを実感している人々は多く、経済的に厳しい立場にある人々にとっては、依然として生活コストの負担が重くのしかかっています。
政府はこうした人々に対し、無償で米や小麦などの穀物の配給を行なっています。
しかし、野菜や果物などの食費は自費でまかなう必要があり、栄養の偏りや健康への影響も懸念されています。
このような中、アンナダーナに象徴される食事の奉仕は伝統的に日常の一部として広く行われ、人々の暮らしを大きく支える存在となっています。









今年のモンスーンは、昨年に続いて平均以上の恵みが期待されています。
大地の豊かな実りを祈るとともに、お互いに助け合い、思いやる文化に根ざしたこの社会から、私たちも多くを学び続けていきたいと思います。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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