アンナダーナ・プロジェクト(食事の奉仕)にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週の食事の奉仕は、6月24日に500皿(第100回目)を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
今年は5月24日、南部のケーララ州で例年より早く雨季にあたるモンスーンの季節が始まりました。
北部に位置し、奉仕を行う首都デリーにも、6月26日頃にはモンスーンが到達するとの予報が出ています。
例年、4月から6月にかけてはもっとも暑さが厳しく、デリーでは気温が45度を超えることも珍しくありません。
しかし今年は気温が比較的低く、特に5月には記録的な降雨が続いたことで、猛暑日が大幅に減少しました。
6月には一部の地域で42度~44度を超える暑さが一時的に観測されたものの、長期間にわたる熱波は発生しませんでした。
比較的過ごしやすい気候となった今年の夏は、屋外で働く人々にとっては熱中症のリスクが軽減され、作業しやすい環境となりました。
しかし、降雨の影響で湿度が高く、まとわりつくような蒸し暑さが続いており、体力を奪われる厳しい状況は依然としてあります。
熱波対策として計画されている給水所の設置や作業時間の調整などの施策はあるものの、過酷な労働環境の改善には至っていないのが現状とされています。
今後、雨季が本格化することで気温は落ち着くと見込まれますが、降雨状況によっては作業の中断が余儀なくされ、収入への影響も懸念されます。
引き続き、自然への感謝と穏やかな季節の巡りを祈るとともに、アンナダーナの食事が少しでも人々の生活に安定を生み出すものとなることを願っています。









モンスーンの到来は、暑さを和らげ大地を潤す恵みである一方で、都市部では浸水被害や感染症の拡大といった新たな課題を引き起こす側面もあります。
とりわけ経済的に厳しい状況にある人々の暮らしは、天候の変化に大きく左右され、不安定な日々が続きます。
アンナダーナを通じてお互いを思いやる祈りが、日々の重荷を少しでも軽くする助けとなり、豊かな社会づくりへの一歩となることを願っています。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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