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雑記帳

カールッティケーヤ神の誕生

God Skanda

2016年は1月24日、南インド、またはタミル・コミュニティでタイプーサムの盛大な祝福が執り行われます。この祝祭は、シヴァ神の息子であり、ガネーシャ神の兄弟にあたるカールッティケーヤ神が、世界を恐怖に陥れるタラカースラという悪魔を倒したことを祝福する祝祭です。また、母であるパールヴァティー女神から、悪魔を倒すための武器となる槍を与えられたことを祝福する祝祭でもあります。

カールッティケーヤ神は、スカンダ、クマーラ、ムルガン、スブラフマニヤなど、数多くの名前を持つ神として知られています。その生まれも非常に多くの神話が伝えられますが、その多くは悪魔を倒すために生まれたことを伝えています。それ故、カールッティケーヤ神は戦いの神、または勝利の神として崇められる存在です。

カールッティケーヤ神が生まれたのは、一説に、悪が蔓延っていた世界を救うため、世界がシヴァ神の子どもを必要としていたことに理由があると伝えられます。シヴァ神は、最初の妻であるサティーを亡くし悲嘆にくれ、次の妻であるパールヴァティー女神と結婚した後も瞑想に耽っていました。そんなシヴァ神を目覚めさせた際に生まれたのが、このカールッティケーヤ神であるといわれます。

この神話は、崇高な存在が自分自身の内で目覚めるとき、その内で蔓延る悪は簡単に打ちのめされることを物語っています。カールッティケーヤ神のような悪と戦う善の質が生じれば、エゴや欲望など、私たち自身を苦しめる悪の質はたやすく消えていくに違いありません。

カールッティケーヤ神は、倒した悪魔の生まれ変わりともいわれる美しいクジャクを乗り物として描かれます。クジャクは、羽を広げた豪華絢爛な姿がインドの国鳥として崇められる一方で、毒を有する蛇を好んで食することから、邪気払いの鳥としても崇められます。

毒を有する蛇を飲み込むクジャクは、エゴを破壊する象徴として崇められてきました。また、蛇は脱皮を繰り返す姿が輪廻の象徴であり、それを飲み込むクジャクは輪廻を超越することの象徴でもあります。輪廻は、私たちの欲望がもとに生じます。悪の質とも捉えられる欲望。それを飲み込むクジャクを、乗り物として操るカールッティケーヤ神を、私たち自身もその内に目覚めさせなければなりません。

私たちの内には、エネルギーとして神々の質が生きています。カールッティケーヤ神を礼拝することで、私たちの内には悪の質と戦う善の質が生まれ、輪廻から解放されるとともに、永遠の至福を手にすることができるに違いありません。

(文章:ひるま)

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