かわいらしい姿で多くの人々から愛されるガネーシャ神は、とても大きな耳を持ちます。一説にこの大きな耳は、注意深く聞くことができる偉大な能力を示していると伝えられます。
7月のグル・プールニマーにおいて生誕が祝福された聖仙ヴィヤーサは、ヴェーダ聖典を編纂したことで知られています。そしてヴィヤーサは、ガネーシャ神に重要な聖典マハーバーラタを記すことをたくしました。それは、ガネーシャ神がひと言ひと言を逃すことなく聞き取り、すべてを記すことができたからだと伝えられます。
「聴聞」は精神性を深める道を行く第一歩として、そして最も重要な行いとして位置づけられるものでもあります。ガネーシャ神が学問の神様として、また障壁の除去や商売繁盛の神様としても崇められるように、「聴く」ことは私たちの生活にも多くの恩恵をもたらしてくれるものでしょう。
現在は、「聴聞」を意味するシュラーヴァナ月が続いています。こういった神々の象徴を通じ、より良い日々を過ごすことができるよう、学びを深めるのも良いかもしれません。
参照:http://www.hindu-blog.com/2014/07/meaning-and-symbolism-of-big-ears-of.html
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