क्षीणवृत्तेरभिजातस्येव मणेर्ग्रहीतृग्रहणग्राह्येषु तत्स्थतदञ्जनता समापत्तिः॥४१॥
Kṣīṇavṛtterabhijātasyeva maṇergrahītṛgrahaṇagrāhyeṣu tatsthatadañjanatā samāpattiḥ||41||
クシーナヴリッテーラビジャータスイェーヴァ マネールグラヒートリグラハナグラーヒェーシュ タットスタタダンジャナター サマーパッティヒ
心の働きが弱まると、透明な水晶のように、認識主体、認識器官、認識対象の中に留まり、その色に染まる。これが定である。
簡単な解説:前節において、さまざまな術を通じ心が平安になった者には、原子からもっとも巨大なものに至るまで、あらゆるものに対する支配力が生じると説かれました。本節では、心の働きが弱まると、透明な水晶が対象物の色に染まるように、心は、認識主体、認識器官、認識対象のいずれかに定まると説かれます。
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