スピリチュアルインド雑貨SitaRama

マントラ

聖なるマントラの波動

Woman meditating in yoga position on the top of mountains

サンスクリット語のマントラの音節にはそれぞれ意味があり、唱えると特定のエネルギーを生み出す振動が伝わるといわれます。それは、唱える者を強く守ると信じられ、そのマントラの意味を理解し、正しく唱え、身を委ねることで、望みを実現する大きな助けになると伝えられます。マントラを正しく繰り返し唱えることで生み出される特定の波動は、私たちの身体が享受する宇宙の壮大なエネルギーとの接触を生み出すと信じられています。

マントラには、行動や目的に見合ったさまざまなマントラがあります。望みを満たすために唱える人もいれば、病気を癒すために唱える人もいます。信心深い人々は、究極の解脱を達成するために唱えます。例えば、インド占星術の9惑星に対応したナヴァグラハ・マントラは、それを唱えることで、それぞれの惑星のネガティブな影響が抑えられ、9惑星すべてのエネルギー・バランスが整えられるといわれます。

マントラの適切な恩恵を授かりたい場合は、マントラを正しく唱えることが大切です。マントラは、早朝に身を清め、心を穏やかにして唱えることが勧められます。菜食を実践し、アルコールは避けるとよいでしょう。

治したい病気、または解決したい問題に、どのマントラが適しているのかを示してくれる、霊的な指導者を探すのもよいかもしれません。マントラを唱えるには、聴く力と集中力も必要とされます。霊的な指導者は、マントラを唱えることを安易に考えてはならないといいます。マントラは、顕現する神々と繋がり、強い力を生み出すため、心からの尊敬と信仰を持って行うべきであるといわれます。

例えば、マントラ「OM」は、ア、ウ、ムの3つの音節からなります。一説に、マントラはシヴァ神によってあらわされたと信じられ、シヴァ神は人類の安寧のために、聖者を通じてそのマントラを伝えたといわれます。24節からなるガーヤトリー・マントラは、24人の聖者によって伝えられ、誰もがその最高のエネルギーを授かることができると信じられます。このマントラを唱える際に眉間を押すと、苛立ちを抑えることができるとも伝えられることがあります。

2017年が、聖なるマントラの波動に包まれ、皆さまにとって幸多き良き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

(SitaRama)

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