द्रष्टा दृशिमात्रः शुद्धोऽपि प्रत्ययानुपश्यः॥२०॥
Draṣṭā dṛśimātraḥ śuddho'pi pratyayānupaśyaḥ||20||
ドラシュター ドリシマートラハ シュッドーピ プラティヤーヌパシュヤハ
見るものは、見る力そのもので、純粋にも関わらず、心の働きを通して見ている。
簡単な解説:前節において、「見られるもの」の三つのグナについて、特性のあるもの(五大、十根、意)、特性のないもの(五唯、我慢)、痕跡だけのもの(覚)、痕跡のないもの(自性)と、4つの展開の段階があると説かれました。本節では、「見るもの」について、それは純粋な意識であるにも関わらず、心の働きによって、その影響を介して見ていると説かれます。
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