第42回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。
今回は病院にて、滞りなく終えることができました。
病院では、12回目の実施となりました。
現在、インドの各地は酷暑期に入っています。
病院でのアンナダーナを実施する首都のデリーでは、先月の末に45度に達した地域がありました。
4月にこの気温に達したのは、1970年以来、49年ぶりと伝えられています。
アンナダーナを実施した日は、少し気温が下がるも、40度にもなる気温となりました。
病院でのアンナダーナは、そんな暑さの厳しいデリーの路上で行われます。
病院へは、広大なインドの各地から訪れる人が多く、病いを抱え、特に高温となるデリーの気候に大変な思いをしている人が多くいます。
しかし、この暑さの中、焼き付けるような日差しの下でじっと耐え、静かに並んでくださる方ばかりでした。
今までも大きな混乱が起きたことはありません。
今回は、いつも実施している場所ですでに別のアンナダーナが実施されていたため、異なる場所での実施となりました。
しかし、配膳の準備を始めれば列が途切れることはなく、11時半過ぎに配り始めると、2時間半ほどで準備した1000食分以上の食事を配り終えることができました。
特に暑さが厳しくなるのは5月〜6月となり、これからが暑さの本番です。
気温が上がり大気が不安定になると、突風が吹き荒れる大嵐が突然やってくることがあり、路上生活者の中には命を落とす人もいます。
インドの各地からこの病院を訪れる人の中には、貧しい人も多く、路上で寝泊りをしている人も少なくありません。
命がけで日々を過ごし、食事を手にすることも難しい状況にある人々にとって、皆様のお気持ちが詰まった食事は大きな救いになることと思います。
そうして他者を思い行動する時、自分自身の心にも大きな平安が生まれることを感じることが幾度となくあります。
アンナダーナの実践が、少しでも人々の助けとなり、社会に平和を生み出すものとなるよう、今後も努めていきたいと思います。
次回も温かいご協力のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。
(スタッフ:ひるま)
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