占星術的な処方1・宝石について

もしインド占星術で運命を鑑定してもらった場合、その運命に対して何か対処をする場合と、しない場合があると思います。
対処をする場合は、多彩な選択肢があります。ざっと考えてもヨーガや瞑想で自ら運命の改善を図る場合、マントラや占星術の古典に記されたストートラを唱えたりする場合、ヤジュニャ(プージャやホーマ)をしてもらう場合、マニ(宝石)を身につけたりする場合、ルドラークシャを身につけたりする場合などです。
インド占星術の古典に書かれている対処法は、マントラの読誦とダーン(慈善活動)だけであるということですので、後にたくさんの対処法が生まれたことになります。対処法使用の是非や新しい対処法に対する是非は別の機会にするとしまして、宝石の処方について考えてみたいと思います。
宝石のついた指輪をしているインド人をよく見かけます。インドにおいてもそうですし、近年日本に大勢増えたインドの方々を見てもそうです。
日本人や欧米人と違い、インド人(のヒンドゥー教徒)はおしゃれで宝石を身につけることはあまりありません。ほとんどが占星術の処方に基づいて着けています。
ですから、インドの人が身につけている宝石をみれば、その人がどの星を強化しているのかがわかります。ただ、この宝石による処方は占星術家によって全く異なる場合が結構あります。私はインド占星術を学び始めたころ、インドで何人もの占星術家に鑑定してもらいましたが、宝石による処方の場合、全く同じ処方をされたことはあまりありませんでした。
少し専門的な話になりますが、上昇宮の位置によって幸運をもたらす星というのはある程度決まってきます。上記の占星術家たちは、腕がいい分、それをベースにしてオリジナリティを加えてくることが多かったです。
ところで、宝石処方のアイテムのとして9つの石全部を入れたアイテムもあります。「全部を強化すればいいや。」という発想から生まれたものかもしれませんが、なかなか面白い発想だと思います。全部を強化するので特別な場合を除いては誰がつけても大丈夫なように思います。
ちなみに、宝石を使用する場合、占星術的な効き目に寿命があるという占星術家もいます。この辺は見解が分かれるのですが、たとえば金星の石のであるダイヤモンドの場合11年の寿命と聞いたことがあります。
私は宝石処方の専門家ではありませんが、奥が深いなと常々感じております。
※次回はルドラークシャや他の処方について書かせていただきます。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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マントラの威力

マントラ(真言)を唱えるというのは、インドでは一般的な行為です。特にヒンドゥー教徒にとっては日常の生活の中で、欠かせない方が多いと思います。もちろんインド占星術の処方でもマントラはよく使われます。
インド人が、グル(先生)や僧侶から、自分に合ったマントラをもらったり、あるいはそのマントラにパワーを込めてもらったりするのは、一般的ですが、本来マントラは普遍的なものであり、人類全ての人がその恩恵にあずかれる権利を持っていると、私は考えます。
今回はマントラの威力についての実体験を一つお話させていただきます。私には20年近く唱え続けているマントラがあります。そのマントラを唱え続けて、数年たったころの話です。
当時私はサラリーマンとして働いていました。ある時私と同い年で私よりも仕事のキャリアが長い方が、私の部下として転勤してきました。私もやりずらい部分がありましたが、その方はもっと嫌だったと思います。なるべく協力してして仕事をやろうとしたのですが、その方とは事あるごとに衝突しました。
弱り果てましたが、何も方策が見つかりませんでした。そんな時ふと思いったって、普段唱えているマントラの回数を2倍にしてみたのです。
すると、その後3日ほどでその方に再転勤の話が持ち上がり、別の勤務先に栄転という形で転勤していきました。当時私のいた企業では、一度転勤してくると数年間はそこにとどまるのが普通でした。その方は結局1月ほどで再転勤されたのですが、ちょっと考えられない状況だったのです。当時私のダシャー(星の影響期)は困難を伴うもので、そのような幸運?なことが起こるとは考えられない状況でした。
私はこれは唱えていたマントラの威力によるものだと確信しています。お互いに傷つくことなく問題が解決したというのはマントラに込められた叡智の素晴らしさを物語っていると思います。
マントラは自分で唱えられなければ、CDなどで聞いてもある程度の効果は期待できます。
このメルマガを読まれている方の中には、普段からマントラを唱えられていてその聖なる恩恵を受けておられる方も多数いらっしゃると思います。今現在唱えておられない方で、マントラにご興味のある方には、唱えたり聞いたりされることをお勧めします。
(文章:ガネーシャ・ギリ)