ヒンドゥー教の神様は、仏教にも取り入れられ、日本にも結構入ってきているのは、皆さまご存知の通りです。
しかし、世界を見渡すと一見交流がなさそうな宗教・文化の中にも同じような神様がみられることがあります。
有名なところでは、キリストとクリシュナには共通点があるとか、シヴァ神と諏訪大社の神様は似ていて、リンガムと御柱は同じ象徴ではないか、とか、言われたりすることもあります。
これらはすべて有名な神様名ですので、古代になんらかの交流があった可能性はあります。
しかし、何度か書かせていただいている少々マイナーなバガラームキー女神も、日本神道の中に同じ神格を見ることができ、さらにはヨーロッパでも同じ神格が聖なる存在として祀られています。
これらは、間違いなく伝播の形跡があると、かつてそれを研究している学者の方からお話を伺ったことがあります。
(論争が巻き起こる可能性があるため、日欧のものがどのような神様かを公開する許可はいただいておりません。どうぞご了承ください。)
一方違った形で共通することもあるのかもしれません。
一部の方にはよく知られた話ですが、プラティヤンギラー女神は、エジプトのセメクト神と同じ神格だと言われています。
これは伝播した可能性も否めないのですが、両方の神様とも、それぞれの地域のその時代の賢者が深く瞑想し、意識の深淵で同じ神格を見出した可能性が高いとも言われているそうです。
時代を超えて古今東西の人間が同じ神に祈るというのは、ロマンを感じます。
いずれにしましても、ヒンドゥーパンテオンにはあらゆる性質の神様がおられます。
お気に入りの神様を見つけるのは、人生に豊さや潤いを与える一助になるかもしれません。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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