アンナダーナ・プロジェクト（食事の奉仕）にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週は、６月25日に500皿（第76回目）を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル（豆のカレーとご飯、１皿45ルピー）です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
インドでは南部から雨季のモンスーンが始まっていますが、今年は早くから各地で記録的な猛暑が続いていました。
食事の奉仕を行う首都のデリーでは、５月中旬から45度前後の気温が１ヶ月以上続いた上に、最低気温が35度を下回らない夜もありました。
しかし、先週末から少し気温が下がり始め、デリーでも６月末には雨季のモンスーンが始まるだろうと予報が出されています。
猛暑となった今年は、奉仕を行う地域など、経済的に困窮する人々が暮らす地域では水不足が深刻になりました。
居住地区の水道が枯渇し、政府の給水車が運ぶ水に頼らざるを得ない状況の中でも十分な供給はなく、水を奪い合う混乱が生じることもあると人々は話しています。
都市の急速な成長により水道網の整備が追い付いていないことに加え、経済や産業の発展に伴い湖や川の地下水位が急激に低下していることも一因とされています。
この気候変動も大きな要因のひとつとされていますが、デリーでは水道料金が使用量に応じて無料となる場合もあるなど、非常に安価に設定されているため、水管理への十分な投資がなされないことにも要因があるとされています。
目まぐるしく変化をする社会の中では、さまざまな課題があり、経済的に弱い立場にある人々はその影響を受けやすいことが伝えられています。
アンナダーナを通じてこうした課題に向き合い、お互いに支え合いながら、より良い社会を築くための学びを深めることができればと思います。
そして、こうした社会に明るいエネルギーを生み出すことができるように、今後も奉仕を通じて前向きな行動を積極的に努めていく所存です。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
（スタッフ：ひるま）
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