アンナダーナ・プロジェクト(食事の奉仕)にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週は、6月11日に500皿(第75回目)を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
インドでは今年は5月30日に、南部のケーララ州で雨季のモンスーンが始まりました。
乾いた大地を潤すこの雨季の到来は、私たちを育む偉大な自然の恵みに感謝をするとても大切な時となります。
一方で、北インドが雨季を迎えるのは6月下旬と見られ、食事の奉仕を行う首都のデリーでは連日45度前後の猛暑が続いています。
この暑さは地元経済を支える労働者にとって深刻な問題となっており、現在はこうした労働者を支援するためのさまざまな対策が講じられています。
一部の地域では、日雇い労働の女性を対象にした保険プログラムが導入されています。
気温が労働に適さないレベルに達すると、加入している女性は保険金を受け取ることが可能となり、もっとも暑い時間帯に仕事を休む選択肢を持つことができるようになります。
これにより、収入を失うことなく、健康を守ることが可能になります。
食事の奉仕を行う地域に暮らす人々の多くも、こうした厳しい環境での労働を余儀なくされています。
しかし、暑さの中でも子どもたちが元気に遊ぶ姿は、そこに暮らす人々の希望となっています。
この1食が少しでも家計の支えとなり、厳しい日々の癒しとなってくれることを願ってなりません。
北部では雨季のモンスーンを心待ちにする日々が続きます。
厳しい自然に囲まれるインドの地では、古代より、人々がその恵みを大切に享受しながら生活を営んできました。
目まぐるしく変化する世界の中でも、自然の恵みへの感謝を忘れることなく、万物が健やかに生きることを願い地域社会への奉仕を継続していきたいと思います。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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