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お知らせ

ポストコロナ福祉活動支援募金活動報告(その12)

ポストコロナ福祉活動支援募金にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

6月29日に、首都デリーで動物の保護活動を行なっている施設へ、第19回目の医療物資の支援を行うことができました。
獣医師の指導のもと、今回はRs.34,975(約67,600円)の医療物資を手配し、配送料を含め、支払った金額はRs.35,475(約68,600円)となっています。

今回の医療物資は、前回から約3ヶ月半でのお届けとなりました。
医療物資は引き続き、怪我をした動物や病気を患っている動物のための治療薬が主なものとなっています。

デリーの喧噪から離れたところにあるこの保護施設では、400を超える生命が息づく空間が広がっています。
犬をはじめ、猫、野鳥、牛、ロバなど、傷ついた命を受け入れ続け、その数は尽きることを知りません。
絶え間なく押し寄せる保護を必要とする動物たちに、施設のスタッフは日々奮闘しています。
皆様からの温かいご支援で調達した医療品は、動物たちの痛みを和らげ、平穏な日々を取り戻すための大切な手段となっています。

現在は日常が戻りましたが、新型コロナウイルスの感染拡大は、街の動物たちの生活にも大きな影響を与えました。
普段は地域住民や飲食店からの食べ物で命をつないでいた動物たちが、コロナ禍においては突如として餌を失う事態になりました。
この動物支援も、当初はコロナ禍において飢え始めた地域動物への餌食のための支援として始まりました。
しかし、日常が戻った今、デリーでは犬による咬傷事故が増加傾向にあると伝えられています。
コロナ禍を経て、餌やりが減ったことがこの問題の一因となっているという指摘がなされています。

一方で、デリーではQRコードタグを用いた野犬の管理システムが広がりを見せています。
マイクロチップよりも低コストで導入できるこの方法は、野犬の生息地域や餌やり者の情報を効率的に把握することができるとされています。
インドの街には、動物と人が共に暮らす豊かな風景が広がる一方で、深刻な課題も山積しています。
動物の福祉と人間の安全、この両立を目指して多面的なアプローチが進められています。

万物が共に幸せに生きる社会の実現は決して容易ではありませんが、皆様の温かいご支援と共に、その理想に向かって一歩ずつ前進していきたいと考えています。
現在、保護施設では餌の供給は安定しているため、今後も医療物資の支援に重点を置いて活動を続けてまいります。

この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

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