今春には土星が水瓶座に入り、ホロスコープ上で魚座に月がある方々がサディサティと言われる時期に入ります。
一方で射手座に月がある方々はサディサティの影響から自由になります。山羊座・水瓶座の月の方々は引き続き以前からのサディサティの影響を受け続けます。
サディサティはホロスコープ上の月にトランジット(現在運航中)の土星が近づき、通過し、去っていく一連の時期のことで、私たちの運命に様々な影響を与え、それはおよそ7年半続くとされています。
サディサティは誰にでも約30年に1度巡ってきます。
この期間は人によっては大変な困難を経験するとも言われています(その方のダシャー=星の影響期にもよります)。その苦しみは死に至る場合もあるほど厳しい場合もあります。
しかしながらインドの精神世界の叡智には、この恐ろしいサディサティを大過なく乗り切る方法もたくさん用意されています。
シヴァリンガムへのアビシェーカ、シャニ神への祈り、ハヌマーンへの祈り、スダルシャナチャクラの使用、カーリーへの礼拝など、たくさんあります。また14面ルドラークシャやパラドの使用も効果的と言われています。
(数年前、有名なハリウッドスターがシヴァリンガムのアビシェーカのプージャーを受ける様子の映像をどこかで見た記憶があります。記憶が間違っていなければサディサティの処方のためだったと記憶しています。)
適切な処方をすることにより、穏やかな日々を過ごすことも決して不可能ではありません。
厳しい星回りをむやみに恐れるのではなく、正しい対処をすることこそ、幸せな人生の獲得につながるのだと思います。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
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