「場」について

少し前日本でも一時的なパワースポットブームがありましたが、パワースポットというのは、いわゆる場のいいところ、ということになるのだと思います。
たしかに場の問題は重要だと思います。いい場を訪れ、そこからエネルギーを受け取ったり、そこに住んだりすることは、たしかに人生に大きなよい影響を及ぼすのは間違いないと思います。
私は、ヨーガ行者のわりには鈍い方だと思いますが、それでも場の良しあしは結構わかります。
私が人生で初めて場の良さを感じたのは、インドでした。初めてインドを訪れた私は、有名なアジャンターでそれを感じたのです。
車から降りた時、「なんて優しい風が吹いているのだろう。」と思ったのです。ご存知の方が多いと思いますが、アジャンターは昔はヒンドゥー教や仏教の修行者たちが生活したところですが、今は「観光地」になっています。
しかし、修行者たちがいた2000年ほど前の場の波動が残っているのです。それが優しい風になっていたのでした。
私はそれ以来、場の良さをを計る基準が自分の中に出来ました。
その後すぐ訪れた、聖地ナースィクでも同じような場の良さを感じ、自分の中の感覚が確たるものになったのです。
ちなみに当然のことながら、世の中には国を問わず、場の悪いところも存在します。
しかし面白いのは、そのような場の悪いところに聖者たちが大勢集まって、良い場に変えてしまいそこが聖地になるというケースもあるということです。
実は私は場の良くない土地に住んでいます。場が悪いといっても私の家(マンション)の建っている狭い範囲です。
ここは昔(明治時代よりも昔と思われます)長期にわたりあるネガティブな儀式に使われた場所であるらしいことはわかっています。
住み始めて10年になるのですが、最初はかなり荒れた波動を持つ場所でした。
一般的に日本で場の悪いところに行う処方を試してみましたが、全く効き目がありませんでした。
しかし、ヨーガの師に「君には、ここに住んで場を良くする役割がある」と言われたのをきっかけにここに住み続けることに決めました。
以来瞑想やハタヨーガ、プージャなどを自分でやり続けると同時に、この場所で皆様にヨーガをお教えしています。
また生命の儀式をしたヤントラも数種類配置しています。
最初は酷い場所でしたが、今では少なくとも私の家の中に関しては、ヨーガをやるのに非常にふさわしい環境にまで回復しています。
場が完全に良くなるまでもう少し、時間がかかると思いますが、可能であればプチ聖地位になってくれればうれしいです。
次回はシヴァ派の聖地とヴィシュヌ派の聖地について書きます。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
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「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
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プージャーの効果

プージャーとは供養のこと。神に祈る儀式のことです。日本の仏教の「護摩」もプージャーと同根である「ホーマ」が日本に伝わったものです。
インドでは、専門の僧侶にプージャーをしてもらったり、各家庭で簡易的なプージャーをするということが一般的に行われています。
様々なプージャーが存在するのですが、大まかな流れとしては、神を招聘し、足をあらったり沐浴させたり、花や食べ物を差し上げたりといった人間をもてなすように、お世話をして(気持良くなっていただいて)、その代わりに願いをかなえてください、という方式が多いかと思います。
本質的には神に捧げるのは、物やサービスではなく自己(エゴ)なのでしょうけれど、形としてはそうなります。
私はプージャーの専門家ではないのですが、自分でもよくプージャーを行います。現在ヴィクネシュワラー(ガネーシャ)、シヴァ、ドゥルガー、ラクシュミー、ナヴァグラハ(9惑星)などのプージャーをやっています。正式な指導者に学びましたが、もちろんそれぞれ20分程度の短い簡易バージョンです。
たいていは自分の祈りとして行うのですが、まれには他人様のためにやる場合もあります。しかしアマチュアなので料金はいただきませんし、頼まれても必要がないと思う場合はお断りをさせていただいくこともあります。
そして当たり前ですが、基本的に私がやるプージャー効果はそれほど高くないと感じています。私はあくまでヨーガの専門家であって、プージャー専門家ではないからです。
しかし、インドの専門の僧侶がやるプージャーは非常に効果的です。幼いころから専門の技術の訓練を受けてきたプロの凄さを感じます。
自分でもやるラクシュミープージャー(富と幸福のプージャー)を専門の僧侶に頼むことがよくありますが、自分でやっても効果は少ししか感じられないのですが、専門家に頼むと、突然大きな収入があったりして驚かされます。
私のように収入の不安定な小さなヨーガ教室の経営を生業にしている人間には、欠くことのできないものになっています。
プージャーは上記のように現生利益的な目的で行われることも多いのですが、実は同時に意識を進化させる方法でもあります。
離れた場所でプージャーをやっていても、その波動は空間を超えて届きます。
感性のいい方は頭痛を感じたり、酔ったようになることもありますが、肯定的な波動を受け取っているために起こる現象です。
効果にはもちろん個人差がありますが、少なくともプージャーの効果がマイナスに働くことはないと思います。
一時的にカルマ(行為)の収支を取るために、取るに足らない小さなアクシデントがあることもありますが、それはその後大きな幸福が訪れる予兆です。
プージャーの種類は様々なものがあり、人生で遭遇する様々な問題に対応できます。
現世での生活で、努力で解決できない苦悩苦難のある方には、ぜひプージャーをお勧めします。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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コラム上ヨーガ講座・ムーラバンダ

ヨーガには、体の一部を締め付ける行法があります。それを「バンダ」と呼びます。サンスクリット語は英語と発生において近い言語といわれています。
「バンダ」は英語の「バンド」と近い意味になります。バンダはハタヨーガにおいて非常に重要な行法であるにも関わらず、わりとおざなりにされがちです。
ムーラバンダとは、「基底」「根」の「締め付け」という意味で、つまり肛門の締め付けのことです。バンダのなかで最も重要になるのがこのムーラバンダなのです。
ムーラバンダは、やり方に秘伝的な技術もあるのですが、それと同じくらい強くかけられるということが重要です。
私の経験では、ハタヨーガを相当長年やりこんでおられる方でも、ムーラバンダに十分な強さがある方は稀です。
一般的には、実際は10〜30%位のかかり具合で、100%のバンダをかけていると思っておられるケースが多いと感じます。
また一見ムーラバンダが強いように感じられる方でも、実際は上半身や腹部の力を使っておられる方も多いです。
ムーラバンダは肛門の締め付けなので、なるべく他の部分は使わないのが正しいやり方です。
私のところでは、師の教えに従い、ムーラバンダの締め付け420万回を目標にしています。
その位やりこまないと十分な強さが得られないのです。
なぜここまでムーラバンダを重要視しするかといいますと、クンダリニーエネルギーの覚醒に使用するためです。
クンダリニーエネルギーの覚醒技法(クンダリニー・ヨーガ)には様々な技法がありますが、大きなエネルギーを起こすため、危険性が伴うことが多いです。もしくは安全な技法の場合は、効果があまりに少ないということもあり得ます。
ヨーガの師から受け継いだ、このムーラバンダを使用した行法は、もっとも安全かつ、効果的なシステムだと私は実感しています。
しかし、そのためには、相当強力なムーラバンダが必要になります。
このようにクンダリニーエネルギーの覚醒技法にも使用されるムーラバンダですが、別の見方をすれば、たとえ回数は少なくてもやればやっただけの効果があるのも事実です。
専門家の指導を受けなくても、肛門を締め付けるだけですので、すぐに実践できるというメリットもあります。
さらに仕事中でも家事しているときでも、いつでも実践できます。
また、生命力を上げますので、健康面においても卓効があります。
ハタヨーガなどの精神世界に興味のある方も無い方も、今までムーラバンダのご経験のある方もない方もよろしければ、回数を積む実践してはいかがでしょうか?
ムーラバンダは全ての方の方に恩恵をもたらす技術です。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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組織と悟り3

過去2回の話からおわかりいただけますように、本当の意味で本質をつかんだ人は組織を離れる、あるいは組織をつくらないという道歩むようになります。
Jクリシュナムルティが星の教団のトップの地位にありながら、後に教団を解散したのは、まさに上記のこのとを体現したと受け取れます。
ひとつ例をあげましょう。
あるヒマラヤのサドゥ(出家修行者)がいます。厳しい環境で修行しています。
国際的なテレビ番組にも登場したことのある行者さんです。
また日本で出版されている学研の「ヒンドゥー教の本」の見開きの最初のページ写真で瞑想している行者さんでもあります。
彼はシヴァ派の最も伝統あるアカーラ(僧団)に所属し、そのアカーラで高位にいました。このサドゥは私のヨーガの師の修行仲間でもあります。
彼はアカーラに所属しつつも、私のヨーガの師を「兄貴分」として慕っており、大きな影響を受けていたと思われます。
私はそのサドゥに可愛がってもらっておりました。その時弟子のいなっかった彼は、「兄貴分」の弟子ということで、なんでも教えてくれました。そして私が望む秘伝的なマントラの処方を、ヨーガの師の立ち会いのもとで、何度かしてくださいました。
そして彼の所属するアカーラの長にも、マハークンブメーラ―の時にお会いしたことがあります。
彼はグル(アカーラの長)が亡くなった後、アカーラを離れ独立しました。実はこのようなことはインドのサドゥの世界でも大変珍しいことだと思われます。
(グルが亡くなるまで組織に留まったということは、グルへの義理を通したのだと思われます。)
現在はまったく一人で修行をしています。
私のヨーガの師の友人であることから、その「組織と本質は相反する。」という話に影響を受けたのは間違いありません。
しかし自分の中に、その考え方が間違っていない、という「種」がなければ、実際に行動には移さなかったでしょう。
きちんと修行し、高い瞑想能力を持つ行者だったので、本質的なことがわかっていたのだと思います。
このように精神世界の「本場」、インドにおいてさえも、実は本質的な考え方をする人は少数派なのかもしれません。
私自身も、非常に素晴らしい師について身近で長年学べた上、現在は師の元から独立することが許され、さらに自由な立場にいるため、このようなことが書けるのでしょう。
もし最初から大きな組織で学び、年数をかけて組織の上位の地位にいたならば、このようなことに関しては考えも及ばなかったと思います。
組織と悟りに関するテーマはある意味人間のカルマに根ざした永遠に近いものなのかもしれません。
組織に所属していても、あるいはしていなくても、最終的は組織から自由であること。これは霊的な道を歩む人間が最終的に選ぶべき生き方だと、私は信じています。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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組織と悟り2

グルといわれる人がいたとします。その方の元に弟子たちが集まり始め、やがて集団になり、戒律や序列等が生まれ、それが組織になっていきます。
この場合組織が大きくなればなるほど、本質から遠ざかっていると言えます。ハタヨーガを例にとれば、2〜3人しか弟子がいなければ、グルの行うテクニックをきちんと近くでみてマスターすることができるでしょう。しかし3000人の弟子ならば、おそらく組織の序列なかで下位に当たる方は、きちんと見ることすらできない人が大多数になるでしょう。またグルから見ても全く目が届かないと思います。また、たとえ下位の方の中で抜群の霊的才能がある人や、悟りかけた人が現れたとしても組織のシステムゆえ、開花せず埋もれてしまうことも出てくるでしょう。
ハタヨーガのような肉体を使った技術だけに限らず、本質というものは、長年身近に接し、一緒に生活するような環境でないとなかなか伝わらないものだと私は思います。
本質を伝える場合、「なんとなく一緒にいる時間」が非常に大切だと、私はヨーガの師から学びました。
たとえハタヨーガのような技術を本質的な秘伝として伝えるものであっても、ベースにある共有した時間が非常に重要になるのだと思います。
そういう観点に立った場合、家族同士でさえきちんと理解し合うのは、大変であるのに、大きな組織にいて、身近に接することのできないグルのことをきちんと理解するのは、本質的には不可能に近いかもしれません。ましてやグルに会うのは、月に何度とか、あるいはグルが海外にいるため年に何度か、という場合などは、本質を得るのはかなり難しいと思ったほうがいいでしょう。
グルの立場から見ても、今まで上(神)を見ていたものが、下(たくさんの弟子達)をみなければならない状況に変わるわけです。
グル自身のさらなる成長という観点から見ても大きな組織というものは(霊的な意味において)負担になるのだと思います。
(グルは悟っており、これ以上向上のしようのない最高位におられる、という考え方は素晴らしいと思います。しかし本当の意味でのヨーガ行者などは最高位に至ってもさらにその上があると感じ探求を続けるものです。)
このように、書いてきますと、たとえば遠く離れた多くの信奉者を抱えるインドの聖者をグルとして信奉されている方々は失望されるかもしれません。
しかし、一見たくさんの人々があつまる組織のように見えて、実は組織ではない場合もあります。
ラーマクリシュナやラーマナ・マハリシの元にはたくさんの人たちが集まりましたが、彼らは「組織の長」ではありませんでした。
現代の聖者にもそういう方がおられると思いますが、「組織ではない」人々の集まりのため、グル自身が経営にかかわらず、悟後の修行に専念できる、
そしてさらに本質に触れたい人は「グル実際に接する機会がある」という形は、霊的な意味において非常に重要だと私は考えます。
(次回も続きます)
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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組織と悟り1

悟りという本質をつかむため、教団に所属して修行を積む。これ古今東西で行われてきた伝統的な方法です。仏教において出家する、キリスト教で修道士になる、あるいはインドでアーシュラムに所属してヨーガを修行する、これらは現代では本質的には組織(教団)に所属して修行を積むということになるでしょう。
インドでは無所有・無所属の象徴のような存在のサドゥも、実際はアカーラ(僧団)に所属していたりします。
かつて私はヒマラヤで修行するサドゥからアカーラの会員証を見せてもらったことがあります。電気も水道もなく岩と氷だけの地で、見せてもらった(人工物である)許可証に少し違和感を感じた記憶があります。
組織は、実は本質をつかむため、あるいはそれを伝えるには邪魔になる存在だという考え方があります。私はそれをヨーガの師から学んだのですが、自分の中で大きな信念の一つになっています。
組織が不必要だと言っているわけではありません。たしかに基礎的な行法のやり方や基本的な知識を学ぶのに組織は最適だと思います。例えるなら学校制度がまさにそれにあたると思います。
しかし、本質をつかむというのはその先の作業になります。学校制度に例えるなら基本的な知識を学ぶというのは、小学校から大学院までの過程に例えることができます。
本質をつかむというのは、その知識を元に自ら創意工夫をし、新たな発見をしてノーベル賞を受けるようなものでしょう。
先日、ヨーガの師の講演会の司会を拝命したのですが、講演中師が「古来より本当の意味で悟った人間は組織からはなれる。西洋でいえば異端者、東洋でいえば破戒僧といわれるような人たちです。そういう人たちのほうがきちんとした瞑想をしているのは注目すべきことでしょう。」という話をしていました。
もちろん悟り(サマーディ)には段階があり、あるレベルにおいては組織に留まることもあります。また本当の意味で悟っていても、形上は組織に留まることもあるかもしれません。
しかしいずれにせよ組織とのかかわりは、以前とは変わってくるのは間違いないと思います。
実は真のヨーガ行者が生涯に弟子を2〜3人しかとらないというのも、組織の問題とかかわりがあると私は考えています。伝える立場からしても組織を通してでは、ダイレクトに本質を伝えるのが難しいからです。
次回もう少し掘り下げます。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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コラム上ヨーガ講座・ウッジャーイー・プラーナーヤーマ

ウッジャーイー・プラーナーヤーマは、吐く息とともに寝息のような音を出す呼吸法です(吸う息でも出す場合もあります)。
ウッジャイには「勝利」という意味があり、ジャイ・ルドラークシャ(16面ルドラークシャ)の「ジャイ」と同じ意味だと思われます。
この呼吸法で出す音は、当然のことながら喉の形をコントロールして音を出すわけですが、頭頂から息を抜くような感じや、みけんから息を出すような感じ、あるいは頭蓋に息を当てるような感じ、などをイメージすると良くできる可能性があります。
ウッジャーイー・プラーナーヤーマはポピュラーな呼吸法なので、インドのヨーガのアーシュラムをはじめ日本などでも良く行われています。
しかし、インドのアーシュラムなどで拝見する限り、本質的な意味で正しく効果的に実践されている方はあまり多くありません。
残念なことに指導者であっても出来ていないということもあります。
実はこの呼吸法は、本来グル(師)が行うやり方を、近くで見て真似をし、師の音に自分の呼吸の音を少しづつ近づけていく、という方法をとらないと、なかなか習得は難しいのです。
私もヨーガの師が実践する数少ない機会に、なるべく近くで聞いて、長い年月をかけて習得しました。
極論を言えば、この呼吸法(だけではありませんが)を確実にマスターするためには、伝統的な一人の師が少人数の弟子を育てるという方式で学ぶのがベストということになります。
ただ、伝統的なやり方では、現代ではヒマラヤのアカーラ(僧団)にでも所属しない限り難しいと思います。
しかし、中にはそのような方法で習得されていないにも関わらず、正しく効果的に実践されている方々もおられます。
そのような方々に共通しているのは「繊細に」実践されているということです。自分の体を観察して繊細に実践することは、ヨーガの基本であり、極意でもあります。
これは非常に重要です。
どなたでも、繊細にアプローチをすることによって、上記にのような条件でなくとも習得の可能性は大きく高まります。
ウッジャーイー・プラーナーヤーマには、洞察力を高める効果があります。また自分の体質に合った食傾向になるという利点もあります。
私は、この呼吸法を実践して、肉や魚が食べられなくなり、以来20年ほど一切口にしておりません。
もちろん「肉も魚が食べられなくなる」というのはかなり特異体質ですので、実践してもそうなる方はめったにおられないので安心していただきたのですが、肉より魚が好きになるという方は多いです。
きっと日本人の体質に合っているのだと思います。体質に合った食生活は、心身の健康をもたらします。
繊細に実践し、マスターしていただきたい呼吸法です。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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実力派レスラーの出生図

私の学生時代からの友人に実力派のプロレスラーがいます。プロレスに詳しい方ならこの男の名前をご存知のはずです。
プロレスの世界は格闘家としての実力以外にショーマンとしての要素が求められることが多い世界ですが、彼は実力主義にこだわり、プロレスの世界や総合格闘技の世界で生きてきました。そして若くして自らの団体を設立したのですが、その激しいファイトスタイルは他団体のレスラーたちから一目置かれ、熱狂的でコアなファンを生み出しました。一時は両国国技館で興行を行うなど隆盛を誇りましたが、プロレス・格闘技人気の低下には勝てず15年続けた団体を昨年解散しました。
彼の出生図を見てみますと、聖なるものに関係する木星が、戦いを表す部屋に良い影響を与えています。
この人にとって闘うことが聖なる行為になっており、かつそれが収入や財産につながることが読み取れます。たしかに彼自身、闘うことは聖なる行為だというようなことを言っていました。
闘争を表す火星は精神性の高い部屋に存在しています。またラーフという星の位置から彼がものすごい努力家であることが読み取れます。またこのラーフは同時に過去世で彼が、やはり闘うことを生業にしていたことも表してします。
自分自身を表す上昇宮は、革命的で同時に自己犠牲的でもある水瓶座です。そして本質を表すカラカムシャはリーダーを意味する獅子座です。アクと自己主張の強いレスラーたちを社長として良くまとめていました。また以前はあまりなかった他団体との交流も行い、良い関係を作ってきました。
一方太陽は損失の部屋にあり、実力は抜きんでているのに、あまり名声は得られないことを意味しています。そのような配置でありながら世にある程度名前が知られるようになったのは、彼の人間離れした努力の賜物なのでしょう。
また月は彼に鬱傾向があることを示しますが、だからこそ人一倍努力を重ねてきたと言えます。
この太陽と月のように、たとえ星の配置が良くなくても、努力次第で改善できるという見本を彼は示していると言えます。
現在、若手のころ彼と切磋しあった仲間は、アメリカのプロレス界で100万ドルプレイヤーになり、彼の弟子も現在100万ドルプレイヤーになりつつあります。
グラップリング(関節技)の世界選手権でも、彼の教えを受けた選手が世界一になりました。
彼の団体は解散しましたが、彼の運気は落ちていません。
本質的に人を育てるのが上手い彼は、現役を続けると同時に今後(おそらく海外で)素晴らしい指導者になるのではと思っています。
今後の活躍が楽しみです。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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コラム上ヨーガ講座・カパーラ・バーティ・クリヤー

ハタ・ヨーガの呼吸法の1種です。クリヤー(英語のクリア―とほぼ同じ意味)という言葉がついているので、厳密にいえば浄化法ということになるでしょうか。
日本語に訳すと「頭蓋光明浄化法」という意味になります。
瞬間的に腹筋を締めて緩めることにより鼻から息の出入りをさせます。私はヨーガの師から学んだこの呼吸法を自分の納得するレベルに至らせるまでに12年ほどかかってしまいました。
呼吸法の技術というのは、指導者の考え方によって違いがあるの普通です。ですからやり方が違うといっても一般的に優劣というものはつけられません。全てのやり方が素晴らしいと言えます。
しかしながら指導者がきちんと教えたとしても、修行者の実践の仕方がまずく、優劣がつくという場合が実はあります。
それは呼吸法(に限らずヨーガの技術全般について)のやり方が1回1回大きく違う場合です。
ヨーガの達人が同じ技法を何度かやっても、厳密には1回1回必ず動きが微妙に違います。同じように見えても動きの0.2mm位や吸う息の0.3cc位は必ず違うわけです。
これはどんなに極めても残るものなので、仕方がないと思います。
全く同じに出来ると言うことは、肉体を持っている限りどんな達人でもあり得ないと思います。
しかしたとえば、体の動きが毎回2〜3cmも違ったり、吸う息が20%も多かったりする場合は、1回1回が技法として違うものの性質を持ってしまいます。それは残念ながら、あまりよいことだとはいえません。
カパーラ・バーティ・クリヤーは1回1回の技法の差が特に出やすいものです。ゆえにどの師について学んだカパーラ・バーティ・クリヤーでも毎回同じようにやるというのは共通した注意点だと思います。
ちなみに私のところでは、この呼吸法に使う息は、一般にやられているものの10分の1から5分の1程度です。
1回1回のスピードはかなり早いのですが特に瞬間的に戻すところに特徴があるかもしれません。人間の体というのは瞬間的に力を入れられるものの、瞬間的に力を抜くのは相当の訓練が必要です。私が12年も時間がかかってしまったのがまさにここの部分です。そして1回1回の間には必ず1秒弱のポーズを入れます。続けると(自分に対して)1回1回の技法を誤魔化しやすくなってしまうからです。
ヒマラヤのゴームク(標高4000m)で師とともに修行していた時、現地のサドゥがこのカパーラ・バーティを教えてくれと言ってきたことがあります。
彼らは一般的にハタ・ヨーガのスペシャリストです。スペシャリストでないと厳しいヒマラヤの自然の中で生きていけないのです。
スペシャリストが惹かれる呼吸法を自分が普段練習していることが、嬉しかったです。
最後に・・理想的な呼吸法のやり方に関して書かせていただきましたが、呼吸法などの技法が厳密な意味できちんと出来なくても、ある一定の効果は期待できます。
そこがヨーガの素晴らしいところだと思います。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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素晴らしいパンデット2

3年ぶりに合ったパンデットは、私たちのためにスペシャルなプージャをしくれました。
魂をいれるプージャが終わった後、パンデットは祠の棚の上に置いてあった数珠を私の首にかけてくれました。ナヴァクラハ(9惑星)の数珠です。
そして数百年前から安置されている御神体にかかっていた数珠を取って、私の連れの女性にかけました。
彼女がかけられたのは、明らかに私にかけてくれた数珠よりも素晴らしく祝福された数珠でした。
プージャ前に、私がグル(先生)でこの方はシッシャ(生徒)だと説明したのに、生徒(女性)の方に素晴らしく祝福された数珠をかけたのです。
普通は必ずグルの方に素晴らしいアイテムを渡すはずです。といいますか御神体にかかっていた数珠を、普通の人にかけるはずはありません。
彼は「わかっているだろう。」という感じで私に笑いかけ、私も笑顔を返しました。
話は変わりますが、昨年私のところでヨーガを学んで下さっている女性が、マントラに興味をもってインドのヴァラナシに1ヶ月マントラの勉強に行きました。
彼女はその時に、マントラの先生である老パンデットに「弟子にならないか?」と言われたそうです。
彼女がそれを受け入れると、翌日の入門式に10社を超えるマスコミが取材に来たそうです。後に私も彼女の写真が1面トップに掲載されている新聞を拝見しました。
実は外国人女性がヴェーダの正式な学習者になるというのは、インドの歴史上、非常に珍しいことなのです。
老パンデットは彼女の素質を見抜いて、長年の慣習を破ってまで、弟子にしたのです。
ちなみに彼女は「聖者」としての出生図を持つ人なのです。
今回パンデットの元に同行したこの女性は、上記の正式なヴェーダ学習者になった女性の友人で、私のところでヨーガを学ぶ一般の主婦なのですが、実はインド占星術で観るとやはり「聖者」と言っていい魂を持つ方なのです。
このパンデットも、明らかにこの女性が素晴らしい魂を持つと見抜いたのです。
私自身も修行者としての出生図を持って生まれていますが、決して聖者ではありません。
しかし私の元に来て下さる方の中には、「聖者」ようなの出生図を持つ方が複数おられます。インド占星術は非常に正確にそういう部分を映し出します。
私は、ヨーガという技術はお教えしているものの、実は大切な何かを参加されている皆様にお教えいただいているのかもしれません。
若きパンデットには明らかにそれがわかったのだと思います。素晴らしい体験でした。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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