インド占星術におけるラーフの時期は、人によってはかなり悩ましい時期になります。
個人差が大きいのですが、ラーフの時期の異常行動は、わりとよくみられる特徴の一つです。
他の時期からは考えられないような行動を取ってしまう場合もあります。
しかもラーフの大きな時期は18年間もあるので、異常行動に基づき人生の舵を切り、その時期が終わり我に返った時にはずいぶん歳を重ねてしまった、などということもありえます。
またラーフと金星が重なる時期は、異常行動のラーフと快感に目覚める金星が重なっているので、とくに注意が必要になります。対応を間違うと大変なことにもなりかねません。しかしながら結婚などには良い時期とも考えられていて、思い切った行動をとることも可能になります。
このようなラーフの時期には、ラーフそのものに対するプージャーや、ドゥルガーやプラティヤンギラー、アルダナーリーシュヴァラ、あるいはバイラヴァなどラーフと関係の深い神格の礼拝は、とても吉祥です。
ラーフが良い場合、あるいはラーフがよく転換した場合は、その恩恵は大変大きいものであると言えます。
現在ラーフの時期におられる方は、その終わりの時期にすべてを失わないよう気をつけつつ(そういうケースは多々あります)、恩恵を楽しんでください。
楽しむことも人生の醍醐味です。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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