バクティ(神への信愛)の道に興味が湧くと、好きな神様が出てくるでしょう。
これは、ヒンドゥー文化のみならず、複数の神仏を礼拝する宗教宗派では当然のことだと思います。
インドの文化の場合、この好きな神様は自分が幼いころから親しんできた神様だったり、グールー(グル・師)が信奉する神様だったりします。あるいは占星術師に勧められた神様である場合もあるでしょう。
どのような神様を礼拝しても最終的にはゴールにたどり着くのですが、それぞれのルートには個人の性質により向き不向きがあります。
シヴァを選んだ場合は、その浄化は激しいでしょうし、ヴィシュヌの場合は比較的穏やかかもしれません(その方の運命などにより異なります)。
より自分にあったルート(神様の礼拝)を選んだ方が、確実に早く目標に達することができます。
その場合、グールーにご縁を繋いでもらった神様や、占星術的に礼拝に向いた神様がより合う可能性が高いです。
グールーにつないでもらった神様は、あらかじめ弟子の性質を見極めて選ばれている可能性が高いですし、すでにご縁をとりなしていただいている、とも解釈できます。
ですからもっとも合う神様と言ってもいいでしょう。
しかし、インド人ヒンドゥー教徒でもない限り、グールーを持つ方は少数派でしょう。
このコラムで何度かご紹介させていただいているように、占星術によって導きだされた神格は、その方の魂にとても合うように選別されています。
例え、自分の好みではない、と思った神様でも、あなたの心を解放し、運命を改善する力に満ちているのです。
表面的に神様の好みを決めるのも悪くありませんが、古代の叡智によって導きだすことをなさるのはさらにいいと思います。2019年も、もうすぐですね。新年に新たなな神様と縁を繋いでみるのもいいかもしれません。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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