今回の参拝では、インドのヒンドゥー寺院参拝時と同じように随所で呪術的仕掛けを目にすることができました。
これらは、種類は違えどもアジアの精神文化には根底に共通したもの感じます。
1枚目の写真は、個人ブログの方にも載せたのですがマレーシアのガネーシャ寺院の入り口近くの道にあったものです。
バナナの木が生えているのではなく、切り取ったバナナの木をくくりつけてあるのです。
反対側にも同じものがありました。
これはおそらく魔の侵入を防ぐ「結界」を張ったものだと思われます。
暑い国ですからバナナを使っていますが、他の気候の地域では別の植物を使ってこういうものが張られるかもしれません。
そして、2枚目のこの葉も同じガネーシャ寺院のものですが、南インドの寺院でも同じようなものを目にします。
また日本の神社でも和紙で似たようなものが飾られているのを目にしたことがある方もおられるのではないでしょうか?
紙垂(しで)などに似たような効果を狙ったものなのかもしれません。
3枚目はシンガポールのカーリー女神寺院の天井ですが、シュリーヤントラが描かれています。
シーターラーマのメルマガの読者の皆様には馴染みが深いかもしれません。
これはシュリーヴィディヤーやダシャ・マハーヴィディヤーとの関連を表してると考えられます。女神の力の象徴です。
私ガネーシャギリは専門の研究者ではないので、細かい部分には間違いがあるかもしれませんが
神様とより深く交流するための広い意味での呪術な仕掛けに間違いないでしょう。
こういうものを目にすると人類の神を求める本質的な強い気持ちに触れた気がしてより敬虔な気持ちになります。
そういった意味でも豊かな収穫のあった旅でした。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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