前回「地獄をみないために」という内容を書かせていただきましたが地獄をみることを避けられたなら、きっと今度は天国を体験してみたい、と思うかもしれません。
今回はこの世に居ながら天国を体験するためにはどうしたらいいか、という内容です。。
個人的には地上に居ながら天国を体験する方法は、瞑想以外には無いのではないかと感じております。
瞑想で天国（サマーディ）を体験するのは、一般的に相当長年の修練が必要になります。
以前書かせていただいたように私ガネーシャギリは、瞑想で安定して天国を体験できるようになるまで休まず練習して25年以上かかってしまいました。
ただ、グルや神の恩寵があればもっと早く体験できるかもしれませんし、霊的に成熟された方ならもっともっとずっと短期間にその体験ができるかもしれません。
そしてここが重要なところですが、そういうことに縁のない方でも、どなたでも時間をかけて修練すれば、おそらく天国を体験できるようになるだろう、ということです。
たとえ才能に恵まれなくても、正しい方法を長年実践すればいいだけなのです。「その日」は確実にやってくると思います。
私たちは毎日食事をしますし、ほぼ毎日に入浴もするでしょう。
それを２０年続けることは決して苦ではないと思います。瞑想も同じようにルーチンワーク化すればまったく苦ではなくなります。
そう考えれば決して長い年数ではない、と感じることができるでしょう。
ちなみに天国を体験したからといって、私たちを取り囲む物質世界の環境がかわるわけではありません。
しかしその体験はあまりに素晴らしく、きっと浮世の生活の中でもその裏に存在する「甘美さ」を楽しむことができるようになるでしょう。
釈迦が「人生は甘美だ」と言ったというエピソードを聞いたことがありますがそんなに大きなスケールではないにせよ、少しでも「甘美だ」と思えるような人生を送れたらとても楽しくなることと思います。
（文章：ガネーシャ・ギリ）
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