ヨーガ・スートラ第3章第42節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


कायाकाशयोः सम्बन्धसंयमाल्लघुतूलसमापत्तेश्चाकाशगमनम्॥४२॥
Kāyākāśayoḥ sambandhasaṁyamāllaghutūlasamāpatteścākāśagamanam||42||
カーヤーカーシャヨーホ サムバンダサンヤマーッラグトゥーラサマーパッテーシュチャーカーシャガマナム
身体と虚空の結びつきへの綜制により、そして、軽い綿に合一することにより、虚空を歩くことができる。

簡単な解説:前節において、耳と、音が伝わり耳でその音を聞く媒体である虚空との結びつきへ綜制を行うことにより、神霊の声など、どんな声でも聞くことができる天耳通を獲得すると説かれました。本節では、身体と虚空の結びつきへ綜制を行うことにより、そして、非常に軽く空中に浮かぶ綿に心を集中させることにより、虚空を歩くことができると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第41節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


श्रोत्राकाशयोः सम्बन्धसंयमाद्दिव्यं श्रोत्रम्॥४१॥
Śrotrākāśayoḥ sambandhasaṁyamāddivyaṁ śrotram||41||
シュロートラーカーシャヨーホ サムバンダサンヤマーッディヴィヤム シュロートラム
耳と虚空の結びつきへの綜制により、天耳通を獲得する。

簡単な解説:前節において、消化の働きを持つサマーナ気を支配することにより、全身が滋養され、身体から炎が輝き出ると説かれました。本節では、耳と、音が伝わり耳でその音を聞く媒体である虚空との結びつきへ綜制を行うことにより、神霊の声など、どんな声でも聞くことができる天耳通を獲得すると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第40節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


समानजयाज्ज्वलनम्॥४०॥
Samānajayājjvalanam||40||
サマーナジャヤーッジヴァラナム。
サマーナ気の支配により、輝く。

簡単な解説:前節において、綜制の修習によって、上方にあげる働きを持つウダーナ気を支配することにより、身体を浮き上がらせることができ、水や泥にも沈まず、棘に触れても怪我をせず、自らの意志で肉体を去ると説かれました。本節では、消化の働きを持つサマーナ気を支配することにより、全身が滋養され、身体から炎が輝き出ると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第39節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


उदानजयाज्जलपङ्ककण्टकादिष्वसङ्ग उत्क्रान्तिश्च॥३९॥
Udānajayājjalapaṅkakaṇṭakādiṣvasaṅga utkrāntiśca||39||
ウダーナジャヤーッジャラパンカカンタカーディシュヴァサンガ ウトクラーンティシュチャ
ウダーナ気の支配により、水、泥、棘、その他に妨害されず、そして浮揚する。

簡単な解説:前節において、綜制の修習によって、心の束縛の原因が解かれると、心の進路がわかるようになることから、心は他人の身体に入り込むことができると説かれました。本節では、綜制の修習によって、上方にあげる働きを持つウダーナ気を支配することにより、身体を浮き上がらせることができ、水や泥にも沈まず、棘に触れても怪我をせず、自らの意志で肉体を去ると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第38節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


बन्धकारणशैथिल्यात्प्रचारसंवेदनाच्च चित्तस्य परशरीरावेशः॥३८॥
Bandhakāraṇaśaithilyātpracārasaṁvedanācca cittasya paraśarīrāveśaḥ||38||
バンダカーラナシャイティリャートプラチャーラサンヴェーダナーッチャ チッタスヤ パラシャリーラーヴェーシャハ
束縛の原因が解かれ、進路がわかることから、心は他人の身体に侵入する。

簡単な解説:前節において、綜制が成就した結果として生じる諸能力は、三昧にとっては障害であるが、雑念にとっては霊能力であると説かれました。本節では、綜制の修習によって、心の束縛の原因が解かれると、心の進路がわかるようになることから、心は他人の身体に入り込むことができると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第37節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


ते समाधावुपसर्गा व्युत्थाने सिद्धयः॥३७॥
Te samādhāvupasargā vyutthāne siddhayaḥ||37||
テー サマーダーヴパサルガー ヴュッターネー シッダヤハ
それらは、三昧にとっては障害であり、雑念にとっては霊能力である。

簡単な解説:前節において、プルシャへの綜制によって、霊感的な聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚といった超感覚が生じると説かれました。本節では、そうした綜制が成就した結果として生じる諸能力は、三昧にとっては障害であるが、雑念にとっては霊能力であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第36節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


ततः प्रातिभश्रावणवेदनादर्शास्वादवार्ता जायन्ते॥३६॥
Tataḥ prātibhaśrāvaṇavedanādarśāsvādavārtā jāyante||36||
タタハ プラーティバシュラーヴァナヴェーダナーダルシャースヴァーダヴァールター ジャーヤンテー
それから、霊感的な聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚が生じる。

簡単な解説:前節において、絶対に混合しないサットヴァとプルシャが、想念において混同されている状態が経験であるため、自己のためのみに存在するプルシャに綜制を行うことにより、真我の知識が現れると説かれました。本節では、そのプルシャへの綜制によって、霊感的な聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚といった超感覚が生じると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第35節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


सत्त्वपुरुषयोरत्यन्तासङ्कीर्णयोः प्रत्ययाविशेषो भोगः परार्थत्वात्स्वार्थसंयमात्पुरुषज्ञानम्॥३५॥
Sattvapuruṣayoratyantāsaṅkīrṇayoḥ pratyayāviśeṣo bhogaḥ parārthatvātsvārthasaṁyamātpuruṣajñānam||35||
サットヴァプルシャヨーラティヤンターサンキールナヨーホ プラティヤヤーヴィシェーショー ボーガハ パラールタトヴァートスヴァールタサンヤマートプルシャジュニャーナム
サットヴァとプルシャは、絶対に混合しないのに、想念において、両者を区別しない状態が経験である。他の目的から、自己の目的に綜制をする時、プルシャの知識があらわれる。

簡単な解説:前節において、心臓へ綜制を行うことにより、自分の心をすべて知ることができると説かれまました。本節では、まず、絶対に混合しないサットヴァとプルシャが、想念において混同されている状態が経験であると説かれます。そのため、自己のためのみに存在するプルシャに綜制を行うことにより、真我の知識が現れると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第34節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


हृदये चित्तसंवित्॥३४॥
Hṛdaye cittasaṁvit||34||
フリダイェー チッタサンヴィト
心臓により、心の知識を獲得する。

簡単な解説:前節において、霊的な直観知により、一つ一つの対象に綜制を行わなくても、全てを知ることができると説かれました。本節では、心臓へ綜制を行うことにより、自分の心をすべて知ることができると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第33節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


प्रातिभाद्वा सर्वम्॥३३॥
Prātibhādvā sarvam||33||
プラーティバードヴァー サルヴァム
あるいは、霊感により、全てを。

簡単な解説:前節において、頭の頂上にある光に綜制を行うことにより、主導霊ともいわれる神霊たちを見ることができると説かれました。本節では、霊的な直観知により、一つ一つの対象に綜制を行わなくても、全てを知ることができると説かれます。