ヨーガ・スートラ第3章第8節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तदपि बहिरङ्गं निर्बीजस्य॥८॥
Tadapi bahiraṅgaṁ nirbījasya||8||
タダピ バヒランガン ニルビージャスヤ
それもまた、無種子三昧からすれば、外的部門である。

簡単な解説:前節において、綜制と呼ばれる凝念、瞑想、三昧の三つは、前の五つの部門(禁戒、勧戒、座法、調気法、制感)よりも、直接に有想三昧を得る手段となることから、内的部門であると説かれました。本節では、内的部門とされるその三つは、一切が止滅した無種子三昧に比べれば、外的部門であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第7節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


त्रयमन्तरङ्गं पूर्वेभ्यः॥७॥
Trayamantaraṅgaṁ pūrvebhyaḥ||7||
トラヤマンタランガン プールヴェービヤハ
三つは、前のものよりも、内的部門ある。

簡単な解説:前節において、綜制は、心の働きにさまざまな段階があることから、段階的に使用しなければならないと説かれました。本節では、その綜制と呼ばれる凝念、瞑想、三昧の三つについて、前の五つの部門(禁戒、勧戒、座法、調気法、制感)よりも、直接に有想三昧を得る手段となることから、内的な部門であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第6節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तस्य भूमिषु विनियोगः॥६॥
Tasya bhūmiṣu viniyogaḥ||6||
タスヤ ブーミシュ ヴィニヨーガハ
それは、段階的に使用されるべきである。

簡単な解説:前節において、ヨーガの内的部門である凝念、瞑想、三昧の綜制を達成した時、智慧が輝き出ると説かれました。本節では、その綜制について、心の働きにはさまざまな段階があることから、綜制も段階的に使用しなければならないと説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第5節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तज्जयात्प्रज्ञालोकः॥५॥
Tajjayātprajñālokaḥ||5||
タッジャヤートプラジュニャーローカハ
その達成により、智慧が輝き出る。

簡単な解説:前節において、ヨーガの内的部門である凝念、瞑想、三昧とは、同一の対象に対して行われることから、総称して綜制と呼ばれると説かれました。本節では、その綜制を達成した時、智慧が輝き出ると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第4節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


त्रयमेकत्र संयमः॥४॥
Trayamekatra saṁyamaḥ||4||
トラヤメーカトラ サンヤマハ
三つは一緒にして、綜制と呼ばれる。

簡単な解説:前節において、三昧とは瞑想の対象のみが輝きとして現れ、自分自身はあたかも空っぽのようになる境地であると説かれました。本節では、これまでに説かれたヨーガの内的部門である凝念、瞑想、三昧について、同一の対象に対して行われることから、総称して綜制と呼ばれると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第3節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तदेवार्थमात्रनिर्भासं स्वरूपशून्यमिव समाधिः॥३॥
Tadevārthamātranirbhāsaṁ svarūpaśūnyamiva samādhiḥ||3||
タデーヴァールタマートラニルバーサン スヴァルーパシューニヤミヴァ サマーディヒ
それが対象だけの輝きとして現れ、自分自身はあたかも空っぽのようになるのが、三昧である。

簡単な解説:前節において、ヨーガの8つの部門の中の瞑想について説かれ、それは、凝念の時と同一の場所を対象とする想念が、途切れることなく、一方向に伸びていくことであると説かれました。本節では、ヨーガの8つの部門の最後にあたる三昧について説かれ、それは、瞑想の対象のみが輝きとして現れ、自分自身はあたかも空っぽのようになる境地であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第2節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तत्र प्रत्ययैकतानता ध्यानम्॥२॥
Tatra pratyayaikatānatā dhyānam||2||
タットラ プラティヤヤイカターナター ディヤーナム
そこでの想念が一方向に伸びていくことが、瞑想である。

簡単な解説:前節において、ヨーガの8つの部門の中の凝念について説かれ、それはある特定の場所に心を縛りつけ、心が動かないように固定することであると説かれました。本節では、その凝念の時と同一の場所を対象とする想念が、途切れることなく、一方向に伸びていくことが瞑想であると説かれます。

ヨーガ・スートラ第3章第1節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


देशबन्धश्चित्तस्य धारणा॥१॥
Deśabandhaścittasya dhāraṇā||1||
デーシャバンダシュチッタスヤ ダーラナー
特定の場所に心を縛りつけることが、凝念である。

簡単な解説:本節より第3章が始まり、ヨーガの8つの部門の内、ヨーガの内的部門と呼ばれる凝念、瞑想、三昧について説かれ始めます。本節では、まず凝念について説かれ、それは、ある特定の場所に心を縛りつけ、心が動かないように固定することであると説かれます。

ヨーガ・スートラ第2章第55節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


ततः परमा वश्यतेन्द्रियाणाम्॥५५॥
Tataḥ paramā vaśyatendriyāṇām||55||
タタハ パラマー ヴァシュヤテーンドリヤーナーム
それにより、諸感覚に最高の従順性が生じる。

簡単な解説:前節において、制感とは、諸感覚器官がその対象に結びつこうとする動きを止められ、心の自体の模倣のようになる状態であると説かれました。本節では、その制感を通じて、諸感覚に最高の従順性が生じ、完全に制御されると説かれます。ヨーガの8つの部門の内、禁戒、勧戒、座法、調気法、制感までは、ヨーガの外的部門と呼ばれます。本節で第2章が終わります。

ヨーガ・スートラ第2章第54節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


स्वविषयासम्प्रयोगे चित्तस्य स्वरूपानुकार इवेन्द्रियाणां प्रत्याहारः॥५४॥
Svaviṣayāsamprayoge cittasya svarūpānukāra ivendriyāṇāṁ pratyāhāraḥ||54||
スヴァヴィシャヤーサムプラヨーゲー チッタスヤ スヴァルーパーヌカーラ イヴェーンドリヤーナーン プラティヤーハーラハ
自らの対象と諸感覚器官が結びつかず、心の自体の模倣のように見えるのが制感である。

簡単な解説:前節において、調気法を通じ、心の集中能力が発達し、さまざまな凝念に堪えられるようになると説かれました。本節では、制感について説かれ、それは、諸感覚器官がその対象に結びつこうとする動きを止められ、心の自体の模倣のようになる状態であると説かれます。