ガーヤトリー・サーダナ

ガーヤトリー・マントラは、インドでも最高のマントラとして、多くの人々に唱えられています。そして、今では、世界中の人々に唱えられるようになってきました。ガーヤトリー・マントラは、唱える人々を悟りへと導くだけでなく、その周囲にもよい影響を与えると言われます。
その意味でも、毎日ガーヤトリー・マントラだけでも、欠かさずに唱えるようにしたいものです。
ここで、日頃、ガーヤトリーのサーダナ(修行)をされている方々、またこれから始めようとされている方々のために、Sadguru Sant Keshavadas著”GAYATRI: The Highest Meditation”より、目的別のガーヤトリー・サーダナの方法について記載された部分をご紹介いたします。
インドではクリスマスはお祝いされることはあまりありませんが、ガーヤトリー女神とともに、神聖なクリスマスをお過ごしください。
『ガーヤトリー・サーダナ
1. 瞑想を行うには、明け方は東の方角、昼間は北の方角、夜間は西の方角を向いて座るのがよい。
2. トゥラシー、ルドラークシャ、あるいはサンダルウッドの数珠を準備しなさい。
3. 瞑想の場所は、清潔で静寂を保てる神聖な場所にしなさい。
4. 瞑想の前には、手足を洗うか入浴しなさい。
5. 全宇宙の聖母としてのガーヤトリーを瞑想する人は、ガーヤトリー女神の絵などを用意し、瞑想の前後に礼拝しなさい。
6. 光の神としてのガーヤトリーを瞑想する人は、光のシンボルとして太陽神を瞑想しなさい。
7. 無形の神を瞑想する人は、輝く光として眉間の中心に真理の光輝を瞑想しなさい。
8. 強力な浄化儀式としては、ガーヤトリー・マントラの後に「スヴァーハー」を追加して唱え、その後、火の中にギー(溶けたバター)を注ぐとよい。
すなわち「オーム ブール ブヴァッ スヴァハー
オーム タットゥ サヴィトゥル ヴァレーニャム
バルゴー デーヴァッシャ ディーマヒー
ディヨー ヨー ナッ プラチョーダヤートゥ スヴァーハー」
と唱えた後、火の中にギーを注ぐ。
願望を叶えるためのガーヤトリー・マントラ
願望を叶えるために、母なる女神ガーヤトリーに祈願する人は、瞑想の前後に上記と同じことをするとよいでしょう。神聖な炎にギーを注いでいる間に、願望の成就を祈願します。ガーヤトリー・マントラは、主に知性の開花のために唱えられます。しかし、信者の願望が成就した後に、はじめて無欲の状態に至ることに間違いはありません。
記憶力に悩む男性、女性、子供も、同様の方法で記憶力を増大させることができます。シャワーを浴び、朝日(東の方角)に向かって立ち、ガーヤトリー・マントラを10回唱えます。これを4週間実践することで、記憶力が増大し、子供は非常に知性的になるでしょう。
よい仕事を得たい人々や、お金が無くて困っている人々、またキャリアやビジネスで成功を望む人々は、ガーヤトリー女神のラクシュミーの側面を瞑想するとよいでしょう(ガーヤトリー女神は、サラスヴァティー、ラクシュミー、カーリーが一体化したものです)。
1. 毎週金曜日(ラクシュミーの日)に、定期的に以下のサーダナを行います。入浴前に、オイルとターメリック・パウダー(ハルディ)を混ぜたものを身体に塗り、それから入浴します。
2. 瞑想時に座る椅子には、黄色の布を敷きます。聖紐にターメリック・パウダーを振りまき、黄色い服を着て、プージャー(儀式)の間は、ガーヤトリー女神の絵や写真に、黄色の花を捧げます。女神に黄色のフルーツや穀物を捧げ、儀式の後には、プラサーダとして捧げ物をいただきます。
3. ラクシュミーとしてのガーヤトリー女神を瞑想するときは、黄色のサーリーを纏い、象に座る女神を思い浮かべます。
4. 最後に「シュリーム」(ラクシュミーのビージャ・マントラ)を追加して、ガーヤトリー・マントラを唱えます。
「オーム ブール ブヴァッ スヴァハー
オーム タットゥ サヴィトゥール ヴァレーニャム
バルゴー デーヴァッシャ ディーマヒー
ディヨー ヨー ナッ プラチョーダヤートゥ シュリーム」
これは次のような意味になります。
「母なる女神ガーヤトリー・ラクシュミーさま、
どうかわたしの献身をお受け入れください。
健康、富、喜び、平安をお与えください。
わたしのすべての願いを叶えてください。
ガーヤトリー・ラクシュミーに栄光がありますように。」
このサーダナを3ヶ月間、毎週金曜日に行います。女神ガーヤトリー・ラクシュミーによって、すべての障害は取り除かれ、願望が叶えられるでしょう。
ラクシャー・カヴァチャ(護符)
原因不明の不治の病に冒されたり、悪霊に取り憑かれたり、悪魔に怯えたりする方々が見受けられます。そのような、カルマや星の影響が要因となる問題に対しては、ガーヤトリー女神の護符(ラクシャー・カヴァチャ)を身に着けることが有効です。通常、そのような護符は、マントラ瞑想に熟達した僧侶によって用意されるものです。しかし、次に与えられる指示を守れば、自分で用意することも可能です。
紙または銅や銀の薄いシートの上に、5つの「オーム」の文字を書きます。できれば、サンスクリット語で「ॐ」と書くのがよいでしょう。紙の四隅に、4つの「オーム」を書き、中央にも1つ書きます(合計5文字)。そして、それを丸めて、一端を折り曲げます。少量のサンダルウッド・パウダーまたはクムクマ(クムクム、赤いパウダー)を丸めた紙の中に入れ、ガーヤトリー・マントラを10回唱えます。これで、護符が完成しました。丸めたもう一端を閉じ、紐を用いて、腕や首に身に着けます。ガーヤトリーの波動の力によって、すぐに病状が回復し、すべての恐れは消え去るでしょう。この護符は、障害児に対しても、ヒーリングをもたらします。
子供を授かるために
流産で子供が授からない場合、男の子ばかり生まれるために女の子が欲しい場合、その逆で、女の子ばかり生まれるために男の子が欲しい場合など、このような特定の願望を叶えるためには、夫婦ともに以下のガーヤトリー・サーダナを実践するとよいでしょう。
夫婦ともに日曜日には断食をします。少量のフルーツ、フルーツ・ジュース、またはミルクなどは摂ってもよいでしょう。シャワーを浴び、授かりたい男の子または女の子を想いながら、次のプラーナーヤーマ(呼吸法)を10回行います。
両方の鼻孔から、深く息を吸い込み、息を止めた状態で、「オーム」と3つの「ヤム」(ビージャークシャラ、種字)を追加したガーヤトリー・マントラを心の中で次のように唱えます。
「オーム ヤム ヤム ヤム
ブール ブヴァッ スヴァハー
オーム タットゥ サヴィトゥル ヴァレーニャム
バルゴー デーヴァッシャ ディーマヒー
ディヨー ヨー ナッ プラチョーダヤートゥ」
そうして、息を吐きます。
「ヤム(Yam)」はヴァルナ(水の神)のビージャ・マントラです。ヴァルナは、性中枢にいる神です。したがって、ヴァルナに祈願することで、夫婦の肉体に必要な変化が起こります。
さてここで、手にサンダルウッドの数珠を持ち、白い服を着て、蓮を手に持っている子供の姿のガーヤトリーを思い浮かべてください。
瞑想の後、ミルク、蜂蜜と炊いたご飯を捧げ、聖母ガーヤトリーを礼拝します。そして、そのプラサーダ(神に捧げた食物)をいただきます。これには、祈りの果実をもたらすガーヤトリーのパワーが含まれています。すなわち、やがては、夫婦の間には望んだ子が授かるでしょう。その子は、健康で美しく、知性的で、長生きする子です。
次の全宇宙の聖母ガーヤトリーへの祈りは、信仰と献身を込めて唱えるならば、すべての願いを叶え、悟りへと導きます。
ナマステー デーヴィ ガーヤトリー サーヴィトリー トリパダークシャレー
アジャレー アマレー マータス トラーヒ マーム バヴァサーガラート
namaste devi gAyatrI sAvitrI tripadAkSare
ajare amare mAtas trAhi mAm bhavasAgarAt (ガーヤトリー・ストートラム第1節)
太陽の女神、三行詩の女神、永遠の若さと不死の女神、ガーヤトリーに帰依します。
母なる女神さま、生死の大海から、わたしをお守りください。』
参照:
Sadguru Sant Keshavadas, “GAYATRI: The Highest Meditation”, p.60-63, Motilal Banarsidass, Delhi, 1978

  1. Gayatri mantraは実に有難いマントラなんですね。ところでSaibaba teaches Gayatri mantra のCDでは、「タットゥ サヴィトゥル ヴァレーニャム」の前に「オーム」をつけていませんが、正式には「オーム」は「ブール ブヴァッ スヴァハー」の前と2回つけた方が良いのでしょうか?また、現在瞑想の後、「ムリティユンジャヤ・マントラム」を唱えているので、その前にガーヤトリーマントラは3回だけ唱えているのですが、やはり両方108回唱えるのが望ましいのでしょうか?

  2. ガーヤトリー・マントラは、聖者ヴィシュヴァーミトラが発見したと言われておりますが、シュリー・ヴィシュヴァーミトラが詠んだガーヤトリー・マントラは、
    「オーム ブーッ (Om Bhuh)
    オーム ブヴァッ (Om Bhuvah)
    オーム スヴァッ (Om Svah)
    オーム マハッ (Om Mahah)
    オーム ジャナッ (Om Janah)
    オーム タパッ (Om Tapah)
    オーム サッティヤム (Om Satyam)
    オーム タットゥ サヴィトゥール ヴァレーニャム
    バルゴー デーヴァッシャ ディーマヒー
    ディヨー ヨー ナッ プラチョーダヤートゥ
    オーム アーポー ジョーティ (Apo Jyotih)
    ラソー ムリタム ブラフマー (Raso-Mritam Brahma)
    ブール ブヴァッ スヴァローム (Bhur Bhuvah Svar-Om)」
    となります。ここでガーヤトリー・マントラの本体に当たる部分が、
    「オーム タットゥ サヴィトゥール ヴァレーニャム
    バルゴー デーヴァッシャ ディーマヒー
    ディヨー ヨー ナッ プラチョーダヤートゥ」
    とされています。
    この名残で、「タットゥ サヴィトゥール…」の前に「オーム」が付けられることもありますが、唱える分にはどちらでも構わないと思います。
    ジャパなどで、繰り返しガーヤトリー・マントラを唱える時などは、「オーム ブール ブヴァッ スヴァハー」で始まるショート・フォームを唱えるのが一般的なようです。
    またマントラは、回数も重要ですが、どれだけ集中して唱えることができたかの方がより重要です。日常生活に支障がでるまで回数を増やすよりは、毎日継続できるように、3回でも集中して唱えることができれば、それで充分だと思われます。

  3. 聖母ガーヤトリーへの祈りのところですが、
    trAhi の後に mam が入るのではないでしょうか。
    このブログは、参考にしている方が多そうなので、念のため。

  4. swan song様
    この度は、誤記載のためにご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした。確認いたしましたところ、ご指摘のようにmamが抜けておりました。また何かお気づきの点がございましたら、ご連絡お待ちしております。この度は、ご指摘いただきまして誠にありがとうございました。

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