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チャイルド・スポンサーシップ

シーズインディア支援事業の活動報告

シーズインディア支援事業にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。

ご挨拶
インドは現在、乾季の中でも冬にあたり、北インドでは凍えるような寒さが続くとともに、シーズインディアがある常夏の南インドでも気温が下がる時が続いていました。
しかし、1月15日に祝福されたマカラ・サンクラーンティやポンガルを境に、この束の間の冬も終わろうとしています。
これからはだんだんと陽が伸びていき、来月にもなれば北インドでも汗ばむ日が出てくるようになります。
こうしてインドでは一足先に季節が進む中、年始に発生した能登半島の地震においては、シーズインディアからも皆様の安全を祈る祈りが届きました。
新年を迎えた日に見舞われた地震にとても心を痛め、被災地の皆様が1日も早く平穏な生活に戻られるように現地でもお祈りを捧げています。
困難な年の幕開けとなりましたが、この1年が強い絆によって結ばれたより明るい社会を築く時となるように願いながら活動を続けています。

子どもたちの教育支援について
1月15日に祝福された冬至にあたるマカラ・サンクラーンティは、ケーララ州ではアイヤッパ神の巡礼が盛んになる時となり、シーズインディアの周辺も賑やかな巡礼を目にすることができます。
そうした喜びの中、毎月の教育支援を行う子どもたちは施設に集まり、必要な物資を受け取ることができました。
陽光が増す中で目にする子どもたちの明るく元気な姿は、私たちにも喜びをもたらしてくれるものです。
3月には進級に関わる重要な試験を控えているため、これからはしっかりと勉学に励む時となります。
支援物資としては、今回も新鮮な野菜を多く含めた袋を配布しています。
天候不順により日々の生活に欠かすことのできない食材の高騰が続いており、成長期にある子どもたちが栄養を欠くことがないように、栄養価の高い食材を提供することを努めています。
施設に集まらない月は、引き続きクーポンを配布して、それぞれが近隣の特定の店舗で物資を受け取ることができるように手配しています。

病院での配給について
乾季にあたる現在の季節は、病気の発生が少なく、病院も比較的穏やかな状況が続いています。
この時期は常夏のケーララ州でも朝晩は肌寒く感じることがあり、体調を崩す人も少なからずいますが、猛暑による体調不良や雨季の感染症に見られる患者の急増は見られず、病院内は落ち着いています。
しかし、食事を配給する病院は経済的に困窮する人々が多く、病を抱える多くの人々にとってこの1食は日々をつなぐ支えとなっています。
現在はさまざまな事情によりパンやバナナなどを個別に配布していますが、この食事は栄養補給以上の意味を持ち、受け取る人々に希望や安心を与えてくれています。
今後も可能な限り長く継続することができるように、その時々の状況に柔軟に対応しながら取り組んでいく計画です。

災害支援について
豪雨災害支援募金を通じては、クリスマスを迎えた際にかつて被災した地域に暮らす人々へクリスマスケーキを配ることができました。
昨年の雨季においては大きな災害は発生しませんでしたが、雨季を終えてから雨が強まるなど、この不安定な天候により仕事が安定しない日々が続いています。
人々は毎朝、街に出てから労働が必要とされる道路工事や建設現場に派遣されますが、当日に街に出てみなければその日の仕事があるかわかりません。
生計を憂慮する日々を過ごしている人が多く、時には街に出て、労働者へパンを配ることもあります。

ケーララ州が直面する気候課題
ケーララ州はその温暖な気候から観光地としても有名ですが、最近になり、深刻な気候課題に直面しているという報道がなされています。
皆様の温かいご支援を通じて展開する活動を通じても、これらの課題に接することが多くあるため、ケーララ州が直面する気候課題についてまとめさせていただきます。

西にアラビア海、東に西ガーツ山脈が位置するケーララ州では、現在、気温の上昇、不安定なモンスーン、異常な降雨現象、自然災害の激化などが日常化しています。
かつて、モンスーンは6月1日頃に始まり、新学期と農耕期の始まりを告げるものでしたが、このパターンは過去6年間で劇的に変化しており、2023年も例外ではありませんでした。
ケーララ州の農業は、これまで降雨パターンとうまく一致していましたが、気候変動によってその予測が困難になり、農家は特に苦労しています。

2023年のケーララ州の降雨量は2202.3mmで、平均の2890mmに対して24%の不足となりました。
6月から始まる南西モンスーンは平年より34%減、冬のモンスーンといわれる北東モンスーンは27%増となっていますが、全体的には降雨量が不足しています。
それでも、2023年には極端な降雨現象が発生し、一部の地域で壊滅的な地滑りや鉄砲水が発生しました。
こうした災害は、2〜3時間の短時間に降る激しい雨によって引き起こされています。
前例のない降雨により運河が氾濫し、住宅地や商業地域にも被害が及んでいます。

この要因としては、気候変動により以前のような均等に分布した雨ではなく、より集中的な豪雨が発生する傾向があることが挙げられています。
ケーララ州の地形は西ガーツ山脈から東海岸に向かって傾斜しているため、鉄砲水や地滑りに対して脆弱である上に、湿地が縮小し、雨水を吸収する土地の能力が低下しています。
加えて、近年ではガストネード(つむじ風)も新たな気候課題になっており、農作物やインフラに甚大な被害をもたらしています。
ケーララ州では地理的に上空の雲の構造が頻繁に変化するため、こうした気象状況がより起こりやすくなっていると考えられています。

最後に
ケーララ州では、こうした気候変動や自然災害に立ち向かうため、地方ごとに特有の災害管理計画が策定され、地域の独自性を活かした取り組みが加速しています。
しかし、異なる言語や慣習が入り混じる多様性の豊かな地域では、公平な社会の福祉や支援の制度を確立することが大きな課題となっています。
災害時などは特に迅速で効果的な支援が必要となりますが、布施の伝統が生きるインドでは古くから、シーズインディアのような地域社会に根差した自主的な取り組みがそれを支えています。
皆様からのご支援は、この取り組みにとって必要不可欠な力となっており、地域コミュニティに明るい希望を与えています。
美しい自然に恵まれたケーララ州において、子どもたちをはじめ人々が自然とともに豊かに生活を送ることできるよう、支援を通じてこれらの課題に向き合い、より良い環境を目指して活動を続けていく所存です。

いつも温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

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