シーター・ナヴァミー2020

2020年は5月2日に、シーター女神の降誕祭として知られるシーター・ナヴァミーが祝福されます。
シーター女神は一説に、ヴァイシャーカ月(4月~5月)の新月から9日目に降誕したと信じられます。

シーター女神は、ヴィシュヌ神の7番目の化身であるラーマ神の妃であり、ラクシュミー女神の化身と言われます。
大地の女神であるブーミを母に持つシーター女神の名は、「畝(うね)」という意味があり、畑の畝の間から生まれたと信じられています。
土地の肥沃さや農作における豊穣の女神として崇められるも、ラーマ神の妃として生きたシーター女神の生涯は苦難に満ちたものでした。

叙事詩のラーマーヤナにおいて、ヒロインとして描かれるシーター女神は、献身、勇気、自己犠牲、そして、高潔さや純粋さの象徴です。
そんなシーター女神は、ラーマーヤナの中で悪魔ラーヴァナに誘拐されると、その物語は悪との戦いに突入します。
それはまるで、私たちが欲望という悪魔によって高潔さや純粋さを見失い、苦難に包まれることを象徴しているようです。

欲望によって心が奪われる時、私たちは主と分離し、さまざまな困難に巻き込まれています。
しかし、シーター女神には常にラーマ神を思う強い心があったと伝えられます。
欲望に飲み込まれ、困難にぶつかる時があっても、主への愛を育むことで、その困難に打ち勝つことが可能となるはずです。
ラーマ神を心から愛するシーター女神の姿は、人生という壮大な歩みの中で、私たちを導く指針となるでしょう。

参照:2020 Sita Navami Date