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雑記帳

不滅の吉日

インドでは、一年の大吉日といわれるアクシャヤ・トリティーヤーが間近に迫ってきました。
アクシャヤ・トリティーヤーは、ヴァイシャーカ月(4月~5月)の新月から3日目に祝福され、今年は5月3日(日本時間では4日)に迎えます。
願われた物事が朽ち果てることなく幸運や成功を運び続けてくれると信じられるこの日は、とりわけ幸いで縁起の良い日として崇められます。

アクシャヤ・トリティーヤーの「アクシャヤ」には「不滅」、「トリティーヤー」には「3日目」の意味があります。
この「アクシャヤ」の「クシャヤ」には、「衰退、減少、破壊、滅亡」といった意味がありますが、否定の接頭辞「ア」がつくことで、「不滅」といった意味を持つようになります。

この喜ばしいアクシャヤ・トリティーヤーは、厳しい戒律で知られるジャイナ教にとっても佳日とされる時です。
この日は、最初のティールタンカラ(祖師)であるリシャバナータが苦行を終えたことを祝福する日とされます。

そこには、神々の王であるインドラ神によって催された、天界の踊り子たちによる舞踏にまつわる言い伝えがあります。
この舞踏が催された時、踊り子の一人であるニランジャナが、リシャバナータの目の前で突然に命を失ってします。
リシャバナータは、このニランジャナの死をきっかけに、この世の儚さを思い知らされ、離俗の念を抱くようになったと伝えられます。

その後、リシャバナータは出家し、丸1年間、食事をとらずに放浪しながら苦行を続けたといわれます。
そんなリシャバナータが苦行を終え、食事をとったのがこのアクシャヤ・トリティーヤーであったとされ、リシャバナータの解脱が祝福されます。

必滅で有形である肉体を持つ私たちは、その変化に伴って生じる悲しみや苦しみに苛まれることが少なくありません。
しかし、やがて朽ち滅びるその肉体の内に、不滅の魂があることを、古代の叡智は繰り返し説いてきました。
クシャヤという肉体の中で、アクシャヤという魂に気づくことは、その叡智のもとで成就すべき、私たちの生きる目的でもあります。

アクシャヤ・トリティーヤーは、不滅を象徴する吉日です。
この時に自分自身の内を見つめ、そこにある不滅の魂を思いたいと感じます。
その思いを育む時、私たちは永遠の至福の中で生きることができるはずです。

(文章:ひるま)

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Rishabhanatha

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