
インド西部のムンバイに行くときに、私はいつもこの地のラクシュミー寺院を参拝するようにしています。
1994年に初めてインドを訪れた時にムンバイ(当時のボンベイ)に降り立ちました。
ムンバイと言えばガネーシャ神が街の守護神とされているのですが、
個人的にはこの古くから鎮座するラクシュミー様をインドの氏神様のように感じているのです。
日本の神社と同じようにインドのヒンドゥー教徒の方々も家の近くの寺院を氏神様のように考えて、よく参拝されるようです。
アニミズムから発展した宗教としての共通点でしょうか?
そして意外にも何の神様が祀られているか知らない方も多いのです。
何の神様か尋ねると「偉い神様」などのふわっとした返事が返ってきたりします。
そういえば私たち多くの日本人も自宅近くの神社の名前は知っていても、何の神様が祀られているかご存知ない方も多いですよね。
でもこれはそう問題では無いようにも感じます。
神は全能ですし、すぐ近くにお寺があるのでいつも参拝に行けばいいだけなのです。
逆に私たち外国から来た人間は、何の神様かわからないと、帰ってから礼拝できなくなってしまうなどの問題が出てきたりします。
ですから何の神様の寺院かきちんと把握しておくべきなのでしょう。
インドに良く行かれる方は私と同じように、ご自身の氏神様のように感じている神様の寺院がある方もいらっしゃると思います。
与太話かも知れませんが、そうして彼の地のお気に入りの寺院を参拝し続けると来世でその寺院の近くの家庭に生まれたり、
その神様を信奉するインド人家庭に生まれたりするかも知れません。
そう想像するととてもロマンを感じます。
これをお読みの方の中には、インドに行く機会が少ない方も、インドに行ったことの無い方ももちろん大勢いらっしゃると思います。
そんな方でもプージャーサービスで、インドのヒンドゥー教寺院の中からお気に入りを見つけて、
定期的にプージャーを受けるのは良いことだと思います。
(シーターラーマには上記ラクシュミー寺院をはじめ、代表的な寺院のプージャーサービスがあります。)
何度か受けるうちにきっとインドの氏神様のように感じることができるようになるでしょう。
様々な神様とご縁をつなぐのと同じように、特定の寺院とご縁をつなぐのも霊的な成長にとても良いことだと思います。
写真:ムンバイのラクシュミー寺院から下の参道を見下ろす(2019年撮影)
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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