スピリチュアルインド雑貨SitaRama

ガネーシャ・ギリ

続・入魂の儀式

前回のコラムの中に、インドの神様アイテムは「魂を込めることのできる能力のある人(パンデット=学僧)などに魂をいれてもらって、初めてご神体なるのです」という文章を書かせていただきました。それに関して補足させていただきますが、、例外はもちろんあります。
たとえば、ヤントラなどに関しては、エネルギーの質や量を問わなければ、個人で入魂することも不可能ではありません。また神像に関しては、入魂していなくても、その額や手のひらなどに、白檀やクムクムなどを塗って礼拝することにより、ある程度の効果が得られるという話も、インドの複数の場所で聞いたことがあります。
さらには、ルドラークシャやシャーラグラーマのように必ずしも入魂の儀式が必要ではないアイテムもあります。つまり「入魂の儀式をするとベストですが、そうでなくても効果を発揮しますよ。」ということなのです。
ですから、もし今現在入魂していないアイテムをお持ちでも、それから恩寵を受けることは不可能ではないのです。
実は本質的に見た場合、そういうこと以上に、神像やアイテムなどに祈りを捧げるときに、本当にその像の中に神を見ることができるかどうかということが重要なのだと思います。
究極的ないい方をすれば、もし本当の意味で、アイテムの中に神を見ることができ、それを神として礼拝することができるようになれば、それはもう入魂してあるか否かということは問題ではなくなるでしょう。極端な話ですが、もしラーマクリシュナ・パラマハンサ(近代インドの大聖者)が、ある岩の中に神を見て、それを礼拝しはじめたとしたら、その岩はご神体としてのエネルギーを纏うことになるのだろうと思うのです。
もちろん私たちのような普通の人間がそのレベルになるのは簡単ではありません。相当な瞑想能力が必要になるでしょう。しかし入魂していないアイテムに祈ることも、決して無駄ではない、ということを申し上げたいです。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「[ガネーシャ・ギリ 同行] バガラームキー女神巡礼とチベット仏教・シク教の聖地探訪の旅」
http://www.tairikuryoyu.co.jp/special/ganesh-giri/2014-bagalamukhi/
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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