ガネーシャ神は、障害除去・招福の神様としてインドで民衆にもっとも人気のある神様のおひとりですが、 歓喜天(聖天)として日本にわたってきているのをご存じの方も多いと思います。
ガネーシャだけではなく、シヴァ(不動明王・大黒天)、ラクシュミー(吉祥天)、カーリー(鬼子母神)、クベーラ(多聞天・毘沙門天)、インドラ(帝釈天)など様々な神さまが仏教に取り入れられる形で日本に入ってきています。
そういう意味では日本人は、ずいぶん昔からインドの神様に触れているといっても過言ではないと思います。
個人的な話で恐縮ですが、私は日本三大聖天のひとつ、「妻沼聖天山・歓喜院」の南西10kmほどの街で生まれ育ちました。
ですから子供頃から「聖天様」にはなじみがあったわけです。
しかし、それがガネーシャが日本にわたってきた姿だと知るのはずいぶん後のことになります。
ところで、日本では聖天様は日本ではかなり恐い神様だと言われているのをご存じの方も多いかもしれません。
聖天を拝む行者は、なんでも望むものを手に入れられる反面、少しでも作法を間違うと、命を奪われかねない、という話は聞いたことがあります。
この話を普通のインド人にすると、大抵相当驚かれます。
ガネーシャはとても優しい神様で、拝む人の命を奪うなんて考えられないと・・・。
たしかにインドでもガネーシャの性格には強力な部分もあります。凶星ラーフと関係している部分もあります。
元々出自は障害神だったという部分もあります。
しかしそれにしても大きく変わりすぎという印象を受けます。あの優しいガネーシャがそんなに変わるとはにわかには信じられません。
なぜこれほど性格が変わってしまったのかは謎ですが、やはりインドから日本に来る過程で、そして日本で歴史を経る過程で違う神格が付加された可能性が考えられます。
しかし・・私は個人的には、ガネーシャが無理やり?仏教にとりこまれたため、臍を曲げたのではと(半分冗談ですが)考えています。
もしろん、聖天様のお寺に詣でるのはとてもいいことですし、我々一般人に対して恐い面を見せることはないと思います。
しかし、自宅に安置して拝む、または飾って楽しむのは、(基本的に秘仏の聖天の像や絵はあまり出回っていないということもありますが)ガネーシャの像や絵がいいのでは、と個人的は思います。
威厳のある、あるいは可愛らしいお顔のガネーシャを家に置くと、幸運をもたらし家全体が明るくなる感じがします。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによる特別ゼミ インド占星術基礎と運命改善技法」
http://www.uranai-school.jp/h_kaikou/toku_vedic_girii.html2
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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ガネーシャ・ギリ
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