日本の勢いの凋落が加速する今日この頃ですね。
バブル真っ盛りの頃を体験した世代の目にはより悲しい光景に写ります。
不景気のせいか今年はクリスマスの飾りつけなどもほとんど目にしていません。
2つ前のコラムに書かせていただいたように、個人的にはクリスマスの本質は「冬至祭」だと思うのです。
弱くなった太陽の力を取り戻す祈りですね。
インドでは大きなお祭として冬至祭はないようですが、それは暑い地域であるためと推察できます。
逆に寒い地域では、それが1年の祭の中のメインになり得る場合もあると思います。
前々回「太陽神に祈る」というコラムを書かせていただきましたが、
私自身はマータンギー女神に長年親しんでいるので、今冬もマータンギー女神を讃えるプージャーを頻繁に行おうと思っております。
個人的には前々回お勧めしたガーヤトリー女神に次いでお勧めなのがマータンギー女神です。
この女神は今の日本では薬師如来のご真言の中などにその痕跡をみることができますが、
古くは陰陽師などがこの女神の力を使っていたとされる話も聞いたことがあります。
元々日本にご縁のある神様だとも思うのです。
マータンギー女神女神は北インドのタントラの世界では太陽を統べるとされます。
ミステリアスでまだまだ謎の多い女神ですが、ガーヤトリー女神とはまた違った切り口で太陽の力に働きかけるのではないでしょうか？
インドとは違い冬の厳しい日本でこそ、この時期に太陽神に祈りを捧げましょう。
太陽の力の復活とともに日本の復活も願いたいものです。
一年間コラムを読んでいただき感謝いたします。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
（文章：ガネーシャ・ギリ）
‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥
ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥
コメント