食欲の秋に突入しつつある今回は、料理に関してのお話です。
先日、馴染みのインド料理屋でカレー(つまりインド料理)を食べていました。
最近のお気に入りは、「ナヴラタン・コルマ」。ヨーグルトや生クリームベースのルーにたくさんの野菜やナッツ、キノコなどが入った贅沢な料理です。
ムガール帝国時代、皇帝が食べていた宮廷料理だと言われています。
ところで食べながら考えたのですが、ナヴァラタンはつまり「ナヴァ・ラトナ(9つの宝石)」という意味です(コルマは料理名)。
9つの宝石と言いますと、インド占星術の知識がある方はおわかりになると思いますが、インド占星術で9つの惑星に対応する石のことです。
古くは「サ―マ・ヴェーダ」にも記載があるインドの伝統的運命改善法です。
運気が悪い人は、その星に対応する石を身に着けたりして運気を改善するわけです(代わりにルドラークシャを身に着けることも広く行われています)。
ここで、気付いたのですが、もしかしたら9つの惑星に対応する野菜類を食べて、皇帝たちが無病息災を祈った料理が起源ではないか、ということです。
日本でも「恵方巻き」のように食事によって無病息災を願う風習がありますが、当然インドにもあるでしょう。
ムガール帝国は、イスラム教徒の皇帝たちですから、インド占星術などの知識は取り入れなかったのでは、と思われる方もおられるかもですが、実は皇帝たちは惑星に対応する宝石を身に着けていた、という文献を読んだことがあります。家臣には当然ヒンドゥー教徒もおり、その知識や技術が取り入れられたのは想像に難くないでしょう。
私はインドのスピリチュアルな知識は専門でも、インド料理は専門外です。ですから、上記の話は間違っているかもしれませんが、個人的にはこの考えは正しいのでは、と密かに思っています。(もちろん、9人の料理人が開発したなどの、他の説もあるのも当然だと思います。)
最後に、話は少しシフトしますが、いずれにせよ本質的な意味で正しい食事をするということは、間違えなく運命を良い方向に変えます。
そしてそれはルドラークシャやナヴァラトナを身に着けること、ヨーガや瞑想を実践することと一緒に行えば効果は絶大でしょう。
もしできることならば、なるべく体にもよく、環境にも優しい食事を食べましょう。そうすれば星は私たちの運命を良い方向に導いてくれると信じています。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥
「ガネーシャ・ギリによる特別ゼミ インド占星術基礎と運命改善技法」
http://www.uranai-school.jp/h_kaikou/toku_vedic_girii.html
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥
ガネーシャ・ギリ
コメント