スタッフ日記:第52回アンナダーナ終了しました!

第52回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。
今回はデリーのラーマ寺院にて、滞りなく終えることができました。

12月に入り、首都のデリーの最低気温は一桁台にまで下がるようになりました。
これから少しの間は、夏には45度を超えるデリーの気温も、最低気温が一桁台となる寒い冬が続きます。

この冬の間は、デリーでは一年の中で大気汚染がもっとも深刻となる時期です。
これまでにも、公立学校は休校、建設作業は原則禁止の措置が取られるなどしています。
首都のデリーには、インドの各地からこうした建設現場で働くために出稼ぎに来る人々が多くいます。
デリーの寒い冬の間には、焚火をして暖を取ることも多く、この焚き火が大気汚染を深刻化させるともいわれます。

今回のアンナダーナは、ヴィヴァーハ・パンチャミーというラーマ神とシーター女神が結婚をした祝日となり、大きな祝祭ではありませんが、寺院では特別プージャーも執り行われ、喜びに満ちたアンナダーナとなりました。
常に食事を必要としている人々が多くいる病院での実施に比べ、寺院の実施ではゆっくりと配膳が始まります。
お昼時間帯が一番混雑しますが、今回も、準備をした1000食分以上を無事に配り終えることができました。
出稼ぎの労働者の方々や地域住民の方々をはじめ、日曜日の実施となったため、子どもたちの姿も多く見られました。
慣れない土地で厳しい労働を行う人々にとって、温かい食事は大変ありがたい恵みとなるはずです。

精神的に豊かな文化が受け継がれるインドの地において、アンナダーナはとりわけ価値ある行為のひとつです。
しかし、首都デリーでは、環境対策の一環として、大量のプラスチックゴミが出るアンナダーナの実施が禁止となる方向に動いています。
広大な土地に多様な文化や思想、言葉、慣習が生きるインドでは、誰もが平等に受けられる細やかな社会福祉制度の実施が容易ではなく、こうして自発的な温かい気持ちによって動く社会には、見習うべくこともとても多くあります。
環境問題とも真摯に向き合い、必要とする人々へ皆様の温かいお気持ちが繋がるように、今後も取り組んでいきたいと思います。

次回も温かいご協力のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。

(スタッフ:ひるま)