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バガヴァッド・ギーター第2章

バガヴァッド・ギーター第2章第5節

गुरून् अहत्वा हि महानुभावान्
gurūn ahatvā hi mahānubhāvān
グルーン アハットヴァー ヒ マハーヌバーヴァーン
実に、威厳ある師たちを殺さないで

gurūn【男性・複数・対格】尊敬すべき人たちを、年長の人たちを、師たちを
ahatvā【絶対分詞 a√han】殺さないで、破壊しないで、始末しないで
hi【不変化辞】なぜならば、〜のために;真に、確かに、実に
mahānubhāvān【男性・複数・対格】力強い、威厳ある、高徳の、高貴な

श्रेयो भोक्तुं भैक्ष्यमपीह लोके ।
śreyo bhoktuṁ bhaikṣyamapīha loke |
シュレーヨー ボークトゥン バイクシャマピーハ ローケー
この世で物乞いをして生きる方がよい

śreyas【中性・単数・対格、比較級】より良い、より優れた、より幸せな
bhoktum【不定詞 √bhuj】食べること、飲むこと、楽しむこと
bhaikṣyam【中性・単数・対格】施しもので生きること、物乞いをすること、乞食をすること
api【接続詞】〜もまた、さえも、さらに
iha【副詞】ここで[へ・に];この世で、地上で
loke【男性・単数・処格】世界において、地上において

हत्वार्थकामांस् तु गुरून् इहैव
hatvārthakāmāṁs tu gurūn ihaiva
ハットヴァールタカーマーンス トゥ グルーン イハイヴァ
一方、役に立とうとする師たちを殺せば、この世で

hatvā【絶対分詞 √han】殺して、破壊して、始末して
artha【男性】財産、富、金;褒美;利得
kāmān【男性・複数・対格】欲望、願望、欲求;愛、享楽
→arthakāmān【男性・複数・対格、所有複合語】富を希う、有用になることを望む、目的を果たそうとする;富と享楽を
tu【接続詞】しかし、一方
gurūn【男性・複数・対格】尊敬すべき人たちを、年長の人たちを、師たちを
iha【副詞】ここで[へ・に];この世で、地上で
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)

भुञ्जीय भोगान् रुधिरप्रदिग्धान् ॥
bhuñjīya bhogān rudhirapradigdhān ||
ブンジーヤ ボーガーン ルディラプラディグダーン
私は血に染まった享楽を味わうだろう

bhuñjīya【一人称・単数・アートマネーパダ・願望法 √bhuj】私は食べるだろう、私は食べるべき、私は食べるかもしれない
bhogān【男性・複数・対格】享楽を、快楽を、歓喜を;財産を
rudhira【形容詞】赤い、血の;血のように赤い、血で赤く染まった
pradigdhān【男性・複数・対格】〜で塗られた、覆われた、染まった
→rudhirapradigdhān【男性・複数・対格、限定複合語】血で塗られた、血で汚された、血をまとう

गुरूनहत्वा हि महानुभावान् श्रेयो भोक्तुं भैक्ष्यमपीह लोके ।
हत्वार्थकामांस्तु गुरूनिहैव भुञ्जीय भोगान् रुधिरप्रदिग्धान् ॥ ५ ॥

gurūnahatvā hi mahānubhāvān śreyo bhoktuṁ bhaikṣyamapīha loke |
hatvārthakāmāṁstu gurūnihaiva bhuñjīya bhogān rudhirapradigdhān || 5 ||
実に、威厳ある師たちを殺さないで、この世で物乞いをして生きる方が幸せです。
役に立とうとする師たちを殺せば、私はこの世で、血に染まった享楽を味わうことになるでしょう。

※第2章第5〜8節は、トリシュトゥブ(triṣṭubh)と呼ばれる、11音節×4行からなる韻律になります。
バガヴァッド・ギーターの大部分は、8音節×4行からなるシュローカ(śloka)の韻律で構成されます。

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