バガヴァッド・ギーター第10章第25節

バガヴァッド・ギーター

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

महर्षीणां भृगुर् अहं
maharṣīṇāṁ bhṛgur ahaṁ
マハルシーナーン ブリグル アハン
私は大聖者におけるブリグである

maharṣīṇām【男性・複数・属格 mahaṛsi】[~らの、~らにとって]大聖者;[シヴァ神の称];[仏陀の称]
bhṛgus【男性・単数・主格 bhṛgu】[~は、~が][輝く:bhrāj][火と密接な関係にある神話的種族の名。かれらは火を発見して人類中にもたらし木の中にこれを封じたという];[主要な婆羅門族の名];[上記婆羅門族を代表する聖者の名でヴァルナの息子、七リシの一人、最初のマヌによって創造された十マハルシの一人、法典制定者等と称せられる];金星[彼の日は金曜日である];断崖、深淵
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[~は、~が]私

गिराम् अस्म्य् एकम् अक्षरम् ।
girām asmy ekam akṣaram |
ギラーム アスミ エーカム アクシャラム
私は音声における一音節(聖音オーム)である

girām【女性・複数・属格 gir】[~らの、~らにとって]呼ぶ声;語、声;言語;言辞;称讃;讃歌
asmi【一人称・単数・パラスマイパダ・現在 √as】[私は~]ある、存在する、実在する
ekam【中性・単数・主格 eka】一の;単独の、唯一の;一個の;同一の、共通の
akṣaram【中性・単数・主格 akṣara】[~は、~が]語、綴、聖字om;声、字;文書、信書;最高神 【形容詞】不壊の

यज्ञानां जपयज्ञो ऽस्मि
yajñānāṁ japayajño ‘smi
ヤジュニャーナーン ジャパヤジュノー スミ
私は祭祀における唱名の祭祀である

yajñānām【男性・複数・属格 yajña】[~らの、~らにとって](祈祷または讃歌をもってする)崇拝;祭式の儀礼、祭式
japayajñas【男性・単数・主格 japayajña】[~は、~が]低声祈祷の供犠
asmi【一人称・単数・パラスマイパダ・現在 √as】[私は~]ある、存在する、実在する

स्थावराणां हिमालयः ॥
sthāvarāṇāṁ himālayaḥ ||
スターヴァラーナーン ヒマーラヤハ
山々におけるヒマラヤ山である

sthāvarāṇām【男性・複数・属格 sthāvara】[~らの、~らにとって]山【中性名詞】不動産;安定性、永続性 【形容詞】 立っている、静止した、不動の;確固とした、永遠の、恒常の、長持ちする;不動産に関する
himālayas【男性・単数・主格 himālaya】[~は、~が]雪の住居、ヒマラヤ山

महर्षीणां भृगुरहं गिरामस्म्येकमक्षरम् ।
यज्ञानां जपयज्ञोऽस्मि स्थावराणां हिमालयः ॥२५॥
maharṣīṇāṁ bhṛgurahaṁ girāmasmyekamakṣaram |
yajñānāṁ japayajño’smi sthāvarāṇāṁ himālayaḥ ||25||
私は大聖者におけるブリグ、音声における聖音オーム、
祭祀における唱名の祭祀、山々におけるヒマラヤ山である。