64、生殖器・情緒のRaga:

In Meditation mit Chakren ber dem Wasser

生殖器・情緒に関わるRagaは、生殖器にあるとされる「第2のChakra:Svadhisthana」に関わるRagaと、幾つかの特別な精力に関わるRagaです。

Svadhisthana-Chakraは、生殖器、膀胱に関わり、情緒、欲、性を司るとされます。

やはりこれも「恒常性の二元性、相反する作用のバランス」で考える必要があり、基本は「健康で正常なニュートラルな状態に戻し保つ」である訳ですから、「精力の衰え」には、促進・向上ですが、逆に「過多・旺盛」の場合は、鎮静させるわけです。

また、様々欲が情緒不安定を招いている際にもこのChakraの問題を考えるべきであると説いています。

しかし、現代人の多くは、「欲の認識」に関してかなり鈍っていると思われます。何故ならば、数十年前に真っ当とされた人生観や生活観と比べれば、「欲深い」とか「欲求不満」というものに対する羞恥心がかなり衰えていると思われるからです。また、商売のみならず、社会も、「消費者の欲求を満たすこと」ばかりに邁進して来ました。当然のごとく、それが当たり前となれば、人間誰しも「欲を表現しても恥ずかしくないのだ」「遠慮なく欲を満たすことをしても良いのだ」と思ってしまう訳です。

不思議なもので、一昔前までのことかも知れませんが、子供たちは、皆「辛抱、我慢、道理」というものを教え込まれしつけられたものです。

例えば「ご飯要らない!おやつが良い!」「今ねむくない遊んでいたい」といっても「駄目!」といわれたはずです。それによって、栄養を偏りなく摂取し、睡眠の規則性で自律神経も保たれていた訳です。

ところが、大人になると、その摂理に反するばかり。そして、最近では、自分がそうしてきているからと、「子供に厳しく言えない」という親が増え、極端(でもないのか?)な例では「駄目!と言うのは可愛そう」「好きにさせて上げたい」とおっしゃる親も少なくないようです。

法の規制さえなければ、「欲しがっているんだから」と、麻薬・覚せい剤さえ自由に与えそうな話です。酒や煙草などは、「見つからなければ良い」という親御さんさえ何人か見たことがあります。

これらを「極端な例だ」「特殊な人間だ」と考えたいのも人間のありがちな心理ですが、実のところ、「苦いものより甘いもの」「難しいことより簡単なこと」を選択する風潮やクセには、かなり染まっているのではないでしょうか?

だとすれば、「難易の選択肢」があったとしたら、「恒常性の二元性、バランス」の摂理から言えば、二回に一回は「苦いもの、難しいこと」を選択しないと「心の健康」は保てない理屈になるわけです。

が、それを実践している人に出会うことはあまりありません。

むしろ「何言ってんだ! 日常有害物質や嫌な人間、嫌な仕事のストレスにさらされているんだ」とおっしゃり、「だから、せめて自分の自由選択では甘い、優しい、易しいを選択しても問題ないどころかそれでバランスが取れるのだ!」とおっしゃったり、「これ以上、さらに苦い、難しいを選択したらストレス過剰でバランスどころじゃない」とおっしゃいます。

一見理に叶っているように聞こえる理屈ですが、どうでしょうか。

「恒常性のための相反する作用」は、私たちの心と体の中に存在するものです。その健康維持のためには、自主的に、自ら喜んでバランス良く摂取せねばなりません。 それに対して、おっしゃる「外部からのストレスや有害物質」は、言わば「邪気、外邪」な訳ですから、それまでも「甘んじて受け止めよ」とまでは申しませんが、「邪気、外邪」から心、体を守るためにも、日常、酸いも甘いも、喜んでバランス良く摂取しなくてはならないはずです。

このような話をご理解頂けるのであるならば、Svadhisthana-Chakraが司る「上長と欲」というものは、まず、「健康でバランス良い心と体」の「情緒」であり「欲」であるということに立ち返る努力をせねばならないことがお分かり頂けると思います。

どんな生き物でも、自然の摂理の範囲の中で、「睡眠欲、食欲、排泄欲、性欲」が存在する訳ですが、それに「不安、被害者意識、比較意識、自意識」や、それが元凶の「ストレス」が「情緒不安定」「欲求不満」が加算されてしまっていたならば、正常な機能に繋がらないのです。

(文章:若林 忠宏

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