スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(配給を受ける人々)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。
最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

4月に入り、インドの各地では酷暑期ともいわれる長く暑い夏が始まりました。
これからおよそ2ヶ月間は、気温が45度を超える地域も出るほどの暑い夏が続きます。
現在は、毎日変わることなく、150食から200食分の食事の配給が続いていますが、暑い夏が続くと、体調を崩す人も多くなります。

昨年は、酷暑期を終えた後のモンスーン期に多くの雨が降り、各地で甚大な被害が出ました。
今年のモンスーンは平年を下回ると予報が出ていましたが、穏やかな自然の中で、少しでも万物が安心して暮らせるよう願うばかりです。

前回のご報告でお伝えさせていただいた、神の愛を述べた男性は、まだ病院に入院をしています。
数々の重い病を抱えている男性ですが、日々の配給において、穏やかな表情を目にすることがあるようです。

この病院での配給には、私自身も毎年訪れ、見学する機会に恵まれています。
以前には、私を目にした男性が、日本語で歌を披露してくれたことがありました。
戦争の際に、日本と関わることがあったと述べたその男性は、人生を振り返るように、心で何かを深く感じている様子だったことを覚えています。
ケーララ州は、マラヤーラム語になりますが、訪問した私にヒンディー語で話しかけてくれた男性もいました。
(インドの北東部にある州の人々のは、日本人と同じような顔立ちです。)
北インドで使用人として働いていたというその男性も、どこか感慨深い目をしていました。

この公立病院に入院する人々は、貧しい人が主となりますが、それぞれが人生において経験してきたさまざまな思いを抱えています。
国や思想を超えて実施されるこの食事の配給を通じては、それぞれの心の引き出しが開かれることを感じる瞬間があります。
多くの人々の思いが込めたれたこの食事の配給は、食事だけでなく、人生と向き合う何か大切なものを与えてくれるのかもしれません。
その大切な機会をこれからも続けていけるよう、今後も努めていきたいと思います。

いつも温かいご支援いただき、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)