神の言葉といわれるサンスクリット語による祈りは、厄除開運、願望成就、健康長寿のために古くから活用されてきました。その一つに、悪を滅ぼす無敵の戦士であるドゥルガー女神を讃える千の御名(ドゥルガー・サハスラナーマ)があります。
ドゥルガー女神は、シヴァの神妃パールヴァティー女神の化身です。ドゥルガー女神は、シヴァ、ヴィシュヌその他あらゆる神々の光輝から生みだされ、統合された光の力をあらわします。
シヴァは彼女に三叉矛を、ヴィシュヌはチャクラ(円盤)を、ヴァルナは法螺貝を、アグニは槍を、マルートは弓矢を、インドラは稲妻を、死の神であるヤマは笏を、ブラフマーは水瓶を、時の神であるカーラは剣と盾を、ヴィシュワカルマは斧と鎧を、ヒマヴァットは乗りものとしてライオンを、太陽神は光輝を与えました。
こうして、ドゥルガー女神は力、勇気、正義、恐怖心を克服した者、英知、光輝の象徴となり、悪を滅ぼす無敵の戦士かつ女神として、魔王マヒシャを倒し、マヒシャースラ・マルディニー(マヒシャ・アスラを殺すもの)として崇められています。
ドゥルガー女神の千の御名を聞き、彼女の超越した力の源泉に触れることで、内外両面のあらゆる要求が満たされ、人生のさまざまな面が成功に近づくでしょう。
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