2015年12月7日はエーカーダシーです。ヴィシュヌ神に捧げられる日として知られるこのエーカーダシーにおいては、断食の行いが広く勧められます。
また、本日のエーカーダシーは、ウトゥパンナ・エーカーダシーと言われ、エーカーダシーを始めるに最もふさわしい日であると言われています。エーカーダシーの習慣を身につけようと試みている人、またエーカーダシーを行ってみたいと感じている人々に、成功をもたらすと言われます。(エーカーダシーについて詳細はエーカーダシーの吉日)
インドではエーカーダシーだけでなく、シヴァさまに捧げる月曜日の断食、ハヌマーンさまに捧げる火曜日の断食などなど、それぞれの信仰に基づいて、さまざまに断食が行われます。神々に繋がる中で、もっとも大きな障壁となるのが感覚。断食はとっても明確な感覚の制御の一つです。
そんな断食の中で、特に多くの人々が実践するのがナヴァラートリ(春と秋に訪れる女神を讃える9日間の祝祭)です。ナヴァラートリ中は、多くのレストランがナヴァラートリ・ターリー(定食)を提供するほど。
ナヴァラートリ・ターリー。
私の大好物でもあるクットゥのプーリー(蕎麦粉を捏ねて丸めて揚げたもの)がターリーのメイン。その他、サーブーダーナー(タピオカ)のおせんべいや、ヨーグルトのサラダ、じゃがいものチャート(軽食)など、全て、玉ねぎ・にんにくを使わないお料理です。本当に美味しくて、毎日でも食べたいほど。
これらは、身体を浄化する食べ物として知られていて、ナヴァラートリ期間中やエーカーダシーの際に好んで食されます。断食と言うよりも、食の節制ですね。
エーカーダシーはおよそ2週間に一度訪れます。2週間に一度でも、食の節制をすることで、心身がとてもすっきり軽くなります。あまりにも心身が軽くなるので、今では楽しみの一つになりました。
(スタッフ:ひるま)
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