ナヴァグラハ・ビージャ・マントラ

一生懸命に働いても、よい行いをしていても、人生で辛いときというのはあるものです。
この理由の背後には、避けることのできない惑星の悪い配置、ホロスコープの影響があるとされます。
ヴァラーハミヒラのような古代の天文学者によると、惑星はほぼ直接的に人間に影響をおよぼすとされています。
それと同時に、われわれの祖先は、マントラのような音の波動により、惑星の悪影響を取りのぞく方法を見出しました。

サンスクリット語は神の言語であり、それにより唱えられるマントラは確実な効果をもたらすとされます。
マントラは、広大な身体という宇宙を隅々まで走査する、心と体のウィルス・スキャナーのように働きます。
したがって、マントラを聴いたり、唱えたりすることで、音の波動による力により、人間のすべての病、苦しみ、恐れが取りのぞかれ、平安、よろこび、そして繁栄に満ちた幸せな人生への道が約束されると信じられます。

各々の惑星の悪影響を緩和させるマントラの一つに、ナヴァグラハ・ビージャ・マントラがあります。
「ビージャ」とは、サンスクリット語で「種」をあらわす言葉です。
ビージャ・マントラは、その内部に重要な意味をもち、表面的には意味を持たないことが多いでしょう。
それらの意味は、非常に微細で、神秘的なものです。
ビージャ・マントラの姿は、それを示している神々の姿となります。

スーリヤ(太陽)
ॐ ह्रां ह्रीं ह्रौं सः सूर्याय नमः
om hrāṁ hrīṁ hrauṁ saḥ sūryāya namaḥ
オーム・フラーン・フリーン・フラウン・サハ・スーリヤーヤ・ナマハ

チャンドラ(月)
ॐ श्रां श्रीं श्रौं सः चन्द्रमसे नमः
om śrāṁ śrīṁ śrauṁ saḥ candramase namaḥ
オーム・シュラーン・シュリーン・シュラウン・サハ・チャンドラマセー・ナマハ

マンガル(火星)
ॐ क्रां क्रीं क्रौं सः भौमाय नमः
om krāṁ krīṁ krauṁ saḥ bhaumāya namaḥ
オーム・クラーン・クリーン・クラウン・サハ・バウマーヤ・ナマハ

ブダ(水星)
ॐ ब्रां ब्रीं ब्रौं सः बुधाय नमः
om brāṁ brīṁ brauṁ saḥ budhāya namaḥ
オーム・ブラーン・ブリーン・ブラウン・サハ・ブダーヤ・ナマハ

グル(木星)
ॐ ग्रां ग्रीं ग्रौं सः गुरवे नमः
om grāṁ grīṁ grauṁ saḥ gurave namaḥ
オーム・グラーン・グリーン・グラウン・サハ・グラヴェー・ナマハ

シュクラ(金星)
ॐ द्रां द्रीं द्रौं सः शुक्राय नमः
om drāṁ drīṁ drauṁ saḥ śukrāya namaḥ
オーム・ドラーン・ドリーン・ドラウン・サハ・シュクラーヤ・ナマハ

シャニ(土星)
ॐ प्रां प्रीं प्रौं सः शनैश्चराय नमः
om prāṁ prīṁ prauṁ saḥ śanaiścarāya namaḥ
オーム・プラーン・プリーン・プラウン・サハ・シャナイシュチャラーヤ・ナマハ

ラーフ
ॐ भ्रां भ्रीं भ्रौं सः राहवे नमः
om bhrāṁ bhrīṁ bhrauṁ saḥ rāhave namaḥ
オーム・ブラーン・ブリーン・ブラウン・サハ・ラーハヴェー・ナマハ

ケートゥ
ॐ स्रां स्रीं स्रौं सः केतवे नमः
om srāṁ srīṁ srauṁ saḥ ketave namaḥ
オーム・スラーン・スリーン・スラウン・サハ・ケータヴェー・ナマハ