第53回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。
2019年の最後のアンナダーナとなった今回は、聖地として知られるリシケーシュのサイガートにて、滞りなく終えることができました。
リシケーシュでは、第8回目の実施です。
12月中旬を過ぎ、北インドでは束の間の厳しい冬が訪れています。
朝の気温は5度近くまで下がり、太陽が出ない日は日中でも12度ほどの気温です。
1月上旬までの2〜3週間になりますが、現在がもっとも寒い時期となります。
今回のアンナダーナを実施した日は、日中に太陽が顔を出し、その偉大な恵みを感じながらの実施となりました。
太陽が出ると、20度近くまで気温が上がることもあります。
冬を迎え、ヒマーラヤの山々を巡るチャールダーム巡礼は閉ざされ、巡礼者は少ない時期となりますが、ガンジス河を訪れる巡礼者は絶えません。
準備を進める中で、凍てつくようなガンジス河において沐浴をする人々の姿も目にしました。
現在は市民権法を巡る混乱がインドの各地で生じていますが、ガート周辺はいつもと変わらずに穏やかな流れがあります。
ガートは閑静な場所にありますが、祝宴のような大きなテントを設営してくださるため、とても目立ち、次々に人々が訪れます。
地域住民の方々を中心に、巡礼者や修行僧の姿も見られました。
子どもたちの姿も多く、可愛らしいテントのもと、賑やかで喜ばしいアンナダーナとなりました。
準備から配膳、片付けまで、滞りなく進み、今回もおよそ1300食分を配り終えています。
社会においてさまざまな役割を担い、忙しない日々を過ごす中では、霊性修行を努めることは容易いことではありません。
しかし、アンナダーナは、究極の霊性修行の一つです。
「与える」という行為を通じて育まれる精神的な豊かさが社会に広まり、大きな平和が生み出されますように心より願っています。
今年も一年、アンナダーナを継続して実施できましたこと、皆様に心より御礼申し上げます。
アンナダーナを通じ、少しでもインドと日本の皆様のお役に立つことができますよう、来年も尽力して参りたいと思います。
今後も温かいご協力のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。
来年も皆様にとって幸せに満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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