・ॐ तत्पुरुषाय विद्महे
महादेवाय धीमहि
तन्नो रुद्रः प्रचोदयात्
・om tatpuruṣāya vidmahe
mahādevāya dhīmahi
tanno rudraḥ pracodayāt
・オーム タットゥプルシャーヤ ヴィッドゥマヘー
マハーデーヴァーヤ ディーマヒ
タンノー ルドラ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがそのプルシャ(個我)を知り
偉大な神(マハーデーヴァ)を瞑想できるように
ルドラ(シヴァ)よ、我らを導き給え
シヴァ神(ルドラ)に捧げるガーヤトリー・マントラのひとつです。
リグ・ヴェーダにおける「プルシャ讃歌」では、プルシャは、1000の頭・目・足をもつ偉大な神とされていましたが、次第に人格を失い、ウパニシャッドでは、プルシャは形而上学的な原理とされてアートマン(自己)と同一視されるようになりました。
サーンキヤ哲学では、物質的原理のプラクリティに対して、精神的原理のプルシャといわれます。(参照:菅沼晃編、インド神話伝説辞典、東京堂出版)
このルドラ・ガーヤトリーでは、偉大なルドラのプルシャ(精神的原理)を知り、至高の境地へ導いてくれるようシヴァ神に祈願します。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック12)
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